こんにちは、バンコクJ-CLINIC理学療法科の丹野です。
今回は、サッカーやバスケットボールなどのスポーツに励む小学生、中学生によく見られる膝の症状「オスグッド・シュラッター病(Osgood-Schlatter disease)」についてお話します。
膝のオーバーユースによる成長期のスポーツ障害です。脛骨粗面(お皿の下の骨)に痛みを感じます。熱をもったり、腫れたりする場合もあります。
成長期は急激に身長が伸び、骨も急成長しますが、筋や腱など軟部組織は同じようには成長しません。
そのため、大腿四頭筋(太ももの筋肉)の柔軟性が低下し、ジャンプやダッシュなどの繰り返しの動作によって膝の皿の骨を引っ張る力が脛骨粗面に加わります。
成長期の脛骨粗面には骨が成長するために必要な新しい骨があります。大腿四頭筋による牽引力が負担となり発育が阻害して突如痛みを生じてしまうのです。
Sくん(13歳)は、両膝の痛み、特に右膝が痛くて来院。
押すと痛い、膝を曲げると痛いなど、痛みの箇所を確認した上でオスグッド・シュラッター病と診断しました。
本当は休養が必要なのですが、1ヶ月後に大会を控えており「練習は絶対休みたくない!」とSくん。そこで当院では下記のような治療をしました。
練習を休まない代わりに、「朝・昼・夜はストレッチ/練習の開始前・終了後はアイシングを5分/プレー中は膝サポーター」をすることを約束をして、週に2回通院してもらいました。
結果、無事大会に出場することができました。現在はストレッチを続けてもらいながら、週1回のメンテナンスに来てもらっています。
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