本日は血圧に関する鍼治療についてお話しようと思います。
この治療は、「妊娠性高血圧」など、お薬が使えない妊婦さんにも治療できます。
一般的に、「高血圧」と言えば、塩分の取りすぎや運動不足が原因の場合が多いです。症状としては
・頭痛
・めまい
・吐き気
・動悸
などが挙げられます。
一方、「低血圧」は、
・立ちくらみ
・冷え性
・朝のだるさ
・食欲不振
など、こちらも様々な症状を引き起こします。
「高血圧」「低血圧」の場合、根本治療として長期的な体質改善が必要です。
ですが、「とりあえず、頭痛やめまいなどの二次的症状がつらいので何とかして欲しい!」という方には・・・・・首に鍼を刺します。
首の頚動脈上にある「人迎(じんげい)」というツボに30秒ほど打つのですが、針が脈打ちます。
この「人迎」とうツボの深部には頚動脈洞があり、頸動脈洞の血管壁には血圧をチェックするセンサー(圧受容器)があります。
このセンサーが自動的に血圧を一定にするような(血圧が上がれば下げる方向に、低くなると上げる方向)自律神経反射を起こします。
刺すと言っても数ミリ程度、30秒以内なのでご安心ください(^^)
当院では痛みが少ないと言われる日本製の鍼(0.16~0.2mm)を使用しています。
なお、この治療法は「鍼灸治療基礎学」など多くの著書を残され、鍼灸師なら誰でも知っていると言っても過言ではない代田文誌先生が研究・開発した方法で、血圧以外にも、咳や喉の痛み、めまいにも効果があります。
下がる数値は、個人差がありますが、大体10~20mmHG は下がると言われています。
▼ 鍼治療前(※ こちらの患者様は高血圧ではありません)
▼ 治療後
上下共に12mmHG下がり、脈拍も8拍/分下がりました。
妊婦さんなど急性の高血圧や一時的な低血圧でしたら1回で十分ですが、慢性の場合は他の全身治療も合わせて定期的に通院することをおすすめします。
生活習慣による高血圧や低血圧の場合は、普段の食生活や運動習慣が大切なので、数値が悪いときだけ鍼灸治療に頼り切らないよう体の内側から整えていきましょう!
バンコクで高血圧/低血圧の症状でお悩みの方がいらっしゃいましたら、J-CLINICまでご相談ください。
よくあるご質問ですが、当院には鍼灸漢方科に勤務する日本人鍼灸師はおりません。
鍼灸治療や漢方薬を処方する資格をもった中医師(Traditional Chinese medical doctor)の先生が問診と施術を行います。鍼の打ち方は痛みの少ない日本式をとり入れています。
鍼灸漢方科の治療では、タイ人の中医師の先生が体質タイプの診断、治療効果について東洋医学と中医学の用語を使って説明します。そのため、日本語通訳を通してお話ししていただくことがより理解が深まります。
当院の鍼灸科では、PMS、不眠、頭痛、不妊、逆子、生理不順、眼精疲労、胃腸系疾患、整形外科疾患、抑うつ、更年期症状の治療も行っておりますので、お電話、メール、Facebookからお気軽にお問合せください。メールかFacebookからメッセージをいただくと、日本人が返信します(^^)
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対象疾患:腰痛、五十肩、膝痛、頭痛、坐骨神経痛、捻挫、手術後リハビリ、スポーツや事故による怪我など(保険治療をご希望の方はこちらのページをご覧ください。)
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対象疾患:美容鍼、PMS、不眠、頭痛、不妊、逆子、生理不順、眼精疲労、胃腸系疾患、整形外科疾患、抑うつ、更年期症状など(鍼灸治療は保険は適用外です)