腰を抑えながら階段を上る中年の女性

椎間すべり症の治療とリハビリはバンコクJ-CLINIC 理学療法科

椎間すべり症とは?


椎間すべり症とは、背骨の骨が本来の位置から前や後ろにずれてしまう病気です。その結果、神経が圧迫されて腰や足に痛みやしびれが生じます。

椎骨の位置が正常の背骨と椎骨の一部が少し前に出ているs背骨のイラスト
背骨を構成する椎骨は、通常簡単にずれることはありませんが、椎間関節や椎間板の変性などによって生じることがあります。

 

脊椎すべり症になると下記のような症状が出ます。

  • 腰痛
  • 下肢のしびれ
  • 立ち上がりや歩行時の痛み

 

腰を抑えながら階段を上る中年の女性
椎間すべり症は、一般的に30~40代や40代以降の世代で多くみられます。特に、腰椎の分離すべり症は30~40代に多いとされ、変性すべり症は女性に多く40歳以降で年齢とともに増加します。

 

すべり症の原因は下記の通りです。

  • 加齢による椎間板や靭帯のゆるみ(変性すべり症)
  • 先天的な骨の形の異常
  • スポーツなどによる疲労骨折(分離すべり症)
  • 外傷や手術の影響

 

 

椎間滑り症の検査


椎間すべり症が疑われるときは、当院では体を動かして痛みが出るかどうかを調べる検査(疼痛誘発テスト)を行います。また、X線検査(レントゲン検査)で背骨の骨がずれているかどうかを確認できます。

レントゲン検査機器とそこに立つ患者様
エカマイ院のみで X線検査を受けることができます。ご来院前にご予約をお願いします。

 

さらに、姿勢や歩き方、座っているときの姿勢もチェックし、痛みが出ている部分に負担をかけていないかを調べます。

 

椎間滑り症の治療


1.手技治療によって背中と骨盤の左右を整える

セラピストが患者様の背中に対して手技治療をしている
背中や骨盤の左右差やゆがみは、椎骨がずれている部分に力学的な負担をかけることがあります。そこで、手技治療によって体のバランスを整え、負担を軽くしていきます。

 

2.ハイボルテージ・超音波治療で炎症を抑える

セラピストが腰に電気治療器のプローブを当てている写真
炎症がある部分には、ハイボルテージや超音波治療を行い、炎症を抑えていきます。

 

炎症が治まった後に起こる組織どうしの癒着は、手技療法や関節モビライゼーションで改善し、本来の動きを取り戻します。

 

2.運動療法・リハビリ

炎症が起こると、周囲の筋肉や靭帯なども影響を受け、回復の過程で組織が固まってしまうことがあります。放置すると柔軟性が失われ、痛めやすくなったり、刺激に敏感になったりするため、運動療法を行います。

セラバントとピラティスボールを使った運動療法をセラピストが指導している
柔軟性や安定性が低下している部分を見極め、一人ひとりに合わせたストレッチや筋力トレーニングを提案します。

 

また、背骨以外の部分の柔軟性や安定性が低下していると、すべり症によって弱っている部位に余計な負担がかかるため、全身のバランスを整えることも大切です。

 

バンコクで椎間すべり症にお悩みの方、肩腱板断裂の術後リハビリのクリニックを探しの方は、お電話、問い合わせフォームFacebookからお気軽にお問合せください。