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不妊の原因(3)腎虚

不妊の原因、「気滞血瘀(きたいおけつ)」「痰湿(たんしつ)」に引き続き、今回は「腎虚(じんきょ)」についてお話します。

実は、不妊に悩む半分以上の方は何らかの形で「腎虚(じんきょ)」の症状が見受けられます。

 

腎虚とは?

一言で言うと、「本来、身体に備わっている腎精(成長・生殖・ホルモンの調整をする気と血)が不足した状態」です。

腎虚とは大きく分けて、以下の2つに分類されます。

 

(1)腎陽虚(じんようきょ)

腎気虚が更に進行した状態で体を温めるエネルギーの不足。特に冷え性がひどい、冷えのよる頻尿や下痢、脱力感。

 

(2)腎陰虚(じんいんきょ)

体を潤すエネルギーの不足。ほてりやのぼせ、便秘がある、更年期のフラッシュバックなど。

ただ、今回はこちらの2つをまとめて「腎虚(じんきょ)」として、まとめてお話します。

 

腎虚の主な症状

 

また、本人は冷えていると感じていなくても「お腹だけが冷たい」といった方は「腎陰虚」と診断します。

 

これらの症状が進行すると?!

下記のような症状も引き起こします。

妊娠しにくい身体となりますので、要注意です。

 

J-CLINICの腎虚治療

基本的に下半身を中心に治療を行います。

鍼灸治療

冷えのある部分を物理的に温めることに加え、腰から下のツボを中心に治療。

 

灸治療

冷えの強い方や針が苦手な方はお灸が中心となります。

 

漢方薬治療

細かい問診により、症状に合わせて下記の漢方を処方します。

・腎陽虚の方:腎気丸(八味地黄丸)
・腎陰虚の方:六味地黄丸

治療計画を説明する中医師

患者様のお話をお伺いし、脈診、舌診を行います。

 

粉末タイプの漢方薬もあります。

J-CLINICの粉末漢方薬がスプーンにのっている

中医師の診断に基づき、患者様一人一人の症状に合わせた漢方薬を処方します。当院の漢方薬は、生薬の抽出エキスを加工した粉末タイプ。煎じたものに比べて、匂いと苦みが少ないのが特徴で持ち運びにも便利です。症状に合わせて1週間から2週間分を処方します。

 

鍼灸漢方治療で期待できる効果

 

なお、効果が出始める治療回数は患者様の体質などにもよって異なりますが、早い方で1回目、遅くても1~2ヶ月(基本週1回ペース)程度とお考えください。

 

日常生活で注意することですが、まず冷たい飲み物を避けてください。

タイですと、どうしても冷たい飲み物が飲みたくなってしまうところですが。

 

また、バンコクだと美味しいフルーツがたくさんありますが、南国フルーツは身体を冷やすので食べすぎは要注意!

それから、バンコクは室内で年中エアコンが効いてますので、家でも靴下かスリッパを履くなど、冷えやすい足元を温かくしておくのはオススメです。

 

さらに、婦人科疾患以外でも「腎虚」の症状、つまり身体に冷えがあると身体に様々な悪影響を及ぼします。

水・日差しなど、お肌や髪にダメージを受けやすいバンコク。これ以上のダメージは避けたいところです。

「腎虚」は美容にも大敵なんです(`Д´ )/

 

おまけ・オススメの食べ物

黒豆・黒ゴマです。

血流を流し、身体を温める効果のある「黒い食べ物」で腎精の気(※)を補いましょう!

バンコクで不妊治療に関するお悩みがありましたら、当院までご相談ください(^^)

※ 腎精(じんせい)の気: 成長・生殖・ホルモン調節などを司る本来体に備わっているエネルギーです。

 

初診の場合は、鍼灸漢方科の日本語通訳がいる日にご受診ください。

よくあるご質問ですが、当院には鍼灸漢方科に勤務する日本人鍼灸師はおりません。

鍼灸治療や漢方薬を処方する資格をもった中医師(Traditional Chinese medical doctor)の先生が問診と施術を行います。鍼の打ち方は痛みの少ない日本式をとり入れています。

鍼灸漢方科の治療では、タイ人の中医師の先生が体質タイプの診断、治療効果について東洋医学と中医学の用語を使って説明します。そのため、日本語通訳を通してお話ししていただくことがより理解が深まります。

 

 

鍼灸漢方科に日本語通訳がいるスケジュール(プロンポン院)

中医師リンリン先生ナット先生と日本語通訳のエーさんの3ショット写真

真ん中が日本語通訳のエーさん。向かって左側が中医師リンリン先生、右側が中医師ナット先生。

 

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<J-CLINICはバンコクスクンビットエリアに3店舗>

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理学療法
対象疾患:腰痛、五十肩、膝痛、頭痛、坐骨神経痛、捻挫、手術後リハビリ、スポーツや事故による怪我など(保険治療をご希望の方はこちらのページをご覧ください。)
鍼灸治療
対象疾患:美容鍼、PMS、不眠、頭痛、不妊、逆子、生理不順、眼精疲労、胃腸系疾患、整形外科疾患、抑うつ、更年期症状など(鍼灸治療は保険は適用外です)