こんにちは、バンコクで理学療法と鍼灸治療のクリニックを経営している佐藤です。
2023年6月、当社の創業者であり、多摩鍼灸整骨院グループの九原代表が来タイし、数日にわたり、理学療法科と鍼灸科のスタッフ向けに技術指導。最終日6月22日も理学療法科向けの勉強会を開催していただきました。
九原先生は日本国内はもちろん世界的に評価の高い医学的根拠に基づいた技術や知識を学び、そこから、ご自身の30年以上の臨床経験をもとに試行錯誤を重ね体系づけられた治療スタイル「J-SEITAI」を提唱していらっしゃいます。 当院の治療はこの「J-SEITAI」がもとになっています。
勉強会のテーマ
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肩と首周辺の深層筋を手技で治療する
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モアレグラフィー画像を深堀して分析する
深層筋とは?
体の筋肉は何層にも重なっています。体の外からでも凸凹が分かりやすい表面の筋肉を表層筋。体の奥の方にある筋肉を深層筋と呼びます。
深層筋を治療するためには技術が必要です。
肩の表層筋と深層筋。
深層筋は、骨や関節を支えて正しい姿勢を維持し、また内臓の正しい働きを促すために作用している大切な筋肉で、この深層筋の緊張が原因で痛みを引き起こしていることが多いです。
肩と首の深層筋の手技治療を学ぶ
深部筋を触るため、施術の際の体のポジションや使い方を勉強しました。また、表層筋の緩んでいるところの探し方、指と手首の角度などについても練習しました。
肩の深層筋の手技治療の練習。
肩の深層筋の手技治療の練習。想像力フル稼働で集中して手技治療の練習をしました。
首の深層筋を治療する技術を練習。体の凝り、痺れなど痛みの根本原因の多くが深層筋にあるので、痛みを取り除くためには、深層筋を治療できる技術の習得はとても重要です。
モアレグラフィー画像の分析の勉強
モアレグラフィー検査とは 画像から体の歪みや左右のバランスが崩れているところを分析する検査で、私たちはそれをもとに治療計画を立てています。勉強会ではほぼ毎回、取り上げるテーマです。
レントゲンやMRI等では映らない表面上の背骨の歪みや姿勢・筋肉の凹凸・身体のバランスを地図の等高線のように画像化し分析、悪い部分を見つけ出す検査です。
今回はこれまでより、画像分析のポイントをさらに深堀して、九原先生にご指導いただきました。
・筋肉の萎縮しているところのチェックする
・筋肉の張りと骨の歪みの違いを見つける
・古傷の痛みをかばった姿勢の見抜く
それぞれが、サンプルのモアレグラフィー検査画像を使って、分析してみます。
自分の分析結果を発表します。患者様にわかりやすく説明するためにも、勉強会ではスタッフの考えをアウトプットする時間を設けています。
2週間に渡る九原先生の勉強会と技術指導でしたが、スタッフにとって既存の技術の細かいポイントを再確認することができ、新しい気づきに繋がった有意義な時間となったようです。
学んだことを治療現場で実践できるよう、日々練習を積み重ねていきます。九原先生、今回もご指導いただきありがとうございました。
私たちは毎日20マイル前進です!
J-CLINICの20マイル行進
私たちが大切にしている文化のひとつに「20マイル行進」があります。
(20マイル行進の考え方の詳細については検索してみてください😊)
日照りの日も、雪の日も、忙しい日も、コロナ感染拡大で大変だった時も、そして順調な時も毎日同じ距離だけ前に進む。そうすれば、長い月日がたったとき大きな成果を得ることができると信じています。
スタッフ1人1人が日々前進、成長することによって、ビジョンの達成を目指しています。
ここにいるマネージャーとリーダースタッフと一緒に、ミッションの達成を目指しています。
ビジョンの達成に近道なしです。
J‐CLINICでは、日本のプロフェッショナルな治療家の先生方にサポートをいただき、定期的な技術チェックと治療に関する知識をアップデートしています。そして、ミッションの一つである「結果の出る治療」を追求しています。
J-CLINICの勉強会とイベント2023
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