三叉神経痛をバンコクで治療する|J-CLINIC 鍼灸漢方科
こんにちは、バンコクJ-CLINIC鍼灸漢方科のリンリンです。今日は、三叉神経痛の治療について紹介します。
1.三叉神経痛とは?
三叉神経痛は、顔の感覚を司る第五頭蓋神経(三叉神経)が、血管などに圧迫されることで、顔の片側に鋭い痛みが繰り返し起こる病気です。
この神経の血管や腫瘍の圧迫によって引き起こされます。
中医学の理論によると、この症状は「寒風が経絡に当たる」または「気血の滞り」によって顔面痛を引き起こすことが多いとされています。
2. 三叉神経痛を中国伝統医学療法で治療する
鍼灸や漢方薬などの中医学的治療は、炎症を抑え、気(エネルギー)のバランスを整え、弱った神経を回復させることで三叉神経痛の痛みを効果的に緩和します。
中国伝統医学療法は、従来の薬物療法が効かなかった方、薬物療法の副作用を経験した方、あるいは手術を希望しない方に適しています。
痛みの緩和、投薬不要期間の延長、痛みの頻度の減少が期待できます。

漢方薬:中医師の診断に基づき、患者様一人一人の症状に合わせた漢方薬を処方します。当院の漢方薬は、生薬の抽出エキスを加工した粉末タイプ。煎じたものに比べて、匂いと苦みが少ないのが特徴で持ち運びにも便利です。症状に合わせて1週間から2週間分を処方します。
投薬療法(西洋医学)を終了するまで症状が改善することもありますが、症状が完治するかは原因と重症度によって異なります。
医師と中医師の両方を受診し、西洋医学療法と中国伝統医学療法を併用しながら治療をすることもお勧めです。
また、体調管理、ストレス解消など症状を引き起こす原因となっているものを改善すること重要です。
3. 中国伝統療法による神経痛の緩和
伝統中国医学は神経の圧迫に直接処置するわけではありませんが、以下のような様々な方法で症状を効果的に緩和することができます。
-
神経周囲の炎症や腫れを軽減し、圧迫を軽減し、血行を改善します。
-
血流と気の流れを促進し、神経系の回復を促し、痛みの感受性を軽減します。
-
圧迫点周辺の筋肉を弛緩させます。筋肉が硬直したり収縮したりすると、神経への圧迫が増大します。鍼治療や湿布は、この緩和に役立ちます。
鍼灸治療や漢方薬で体内システムのバランスを整えます。気と血の循環が良くなると、体の修復力と再生力が高まります。
鍼灸治療:
-
足ツボの特定とターゲット設定:足ツボは局所的な痛みのポイントであり、多くの場合、神経枝に沿って隠れています。例えば、V2(顎下神経)枝は頬骨の下に、V3(下顎神経)枝は顎先または顎の下に位置していることがよくあります。顔のツボに加えて、体全体のバランスを考慮し、腕や脚にも治療が可能です。
-
電気鍼:鎮痛効果があります。適切な周波数で電気刺激を入れていきます(弱い刺激、ほとんど感じない強度に設定)。痛みを伴う部位を強く刺激すると、緊張が生じて治療効果が薄れる可能性があるため、顔の治療は低刺激で行います。
-
灸療法:鍼と灸を併用することで、エネルギー(気)を高め、血行を促進し、痛みの治療効果をさらに高めます。
4. 治療期間と通院頻度
治療期間は症状の重さ、患者様の体の状態によって異なります。一般的には、最初の5~10回の治療で効果が現れます。継続して治療を続けることで、症状は徐々に改善するでしょう。
5. 中国伝統医学療法の副作用について
J-CLINICでは、国家資格を持った中医師が治療するので安全です。鍼治療では痛みが少ない0.10~0.25mmの使い捨て鍼を使用します。
鍼を打ったところに内出血 が生じることはあります(体質、体調、鍼を打つ場所など個人差があります)。内出血は1~2週間のうちに色が薄くなって、消えていくので心配いりません。
6. 来院する前に準備すること
- 治療前日は、十分な睡眠をとってください
- 治療前は体を冷やさないでください
- 栄養バランスの良い食事をとってください、また極度の空腹・満腹の状態での治療はお勧めしません
- 病院でのMRI検査の結果があればご持参ください
- 持病、服用中の薬、アレルギーがある場合は事前にお知らせください
お電話、ライン、問い合わせフォーム、Facebookからお気軽にお問合せください。メールかFacebookからメッセージをいただくと、日本人スタッフが返信します。
初診の場合は、鍼灸漢方科の日本語通訳がいる日にご受診ください
よくあるご質問ですが、当院には鍼灸漢方科に勤務する日本人鍼灸師はおりません。
鍼灸治療や漢方薬を処方する資格をもった中医師(Traditional Chinese medical doctor)の先生が問診と施術を行います。鍼の打ち方は痛みの少ない日本式をとり入れています。
鍼灸漢方科の治療では、タイ人の中医師の先生が体質タイプの診断、治療効果について東洋医学と中医学の用語を使って説明します。そのため、日本語通訳を通してお話ししていただくことがより理解が深まります。
鍼灸漢方科に日本語通訳がいるスケジュール
お子様連れの方も歓迎です。キッズルームが全院に完備してあります👦👧
バンコクのスクンビットエリアに3店舗
J-CLINIC は3店舗あります。ご予約の際にご希望の院を教えてください。
プロンポン院(スクンビットソイ31・RSU Tower4階)
トンロー院(トンローソイ13・ホームプレイスビルディング地下1階)
エカマイ院(スクンビットソイ42・バンコクメディプレックス3階)
3院のラインQRコードはこちらから
ラインからもご予約いただけます。ラインの場合は日本語が話せるタイ人スタッフが対応します。
J‐CLINICが提供している治療
理学療法
対象疾患:腰痛、五十肩、膝痛、頭痛、坐骨神経痛、捻挫、手術後リハビリ、スポーツや事故による怪我など(保険治療をご希望の方はこちらのページをご覧ください。)
鍼灸治療
対象疾患:美容鍼、PMS、不眠、頭痛、不妊、逆子、生理不順、眼精疲労、胃腸系疾患、整形外科疾患、抑うつ、更年期症状など(鍼灸治療は保険は適用外です)
治療紹介動画
東洋医学的な不妊鍼灸治療
血行促進、老廃物の排出、血行不良にカッピングセラピー
J-CLINIC’s two beauty acupuncture courses
美容ケアコースとリフトアップ矯正美容鍼コース