腰が痛くてまっすぐ立てない!? 椎間板ヘルニアと診断された産後ママの症例|J-CLINIC 理学療法科

今回は、長年腰痛持ちの方が出産後に症状がさらに悪化したケースを紹介します。

 

立てなくなるほどの腰痛


出産から約1年が経った頃、腰に強い痛みを感じたRさん(在タイ3年・37歳)。

 

痛そうに腰を抑える女性
もともと出産後から「骨盤が緩んでいるような違和感」は感じていたそうですが、育児に追われ、自分の体のケアは後回しにしていたといいます。

 

やがて痛みは我慢できないほどに強くなり、まっすぐ立つこともできない状態に。

病院でMRI検査を受けたところ、「椎間板ヘルニア」と診断され、鎮痛剤の服用や神経ブロック注射などの治療を受けました。

しかし痛みは改善せず、J-CLINICへ来院されました。

 

来院時のRさんは、痛みのために左側へ傾いた姿勢でしか立てず、太ももの裏にはしびれが。歩く・抱っこをする・仰向けで寝るなど、日常生活の多くが困難な状態でした。

 

J-CLINICでの診断


当院の診断は「骨盤の歪み」と「お腹周りの筋力低下」による産後腰痛。

産前と産後で骨盤が開いているいることを説明する画像
出産時に骨盤は開き、産後もホルモンの影響で関節が緩みやすくなります。

 


さらに、抱っこやおむつ替えなど前かがみの姿勢が続くことで、腰に大きな負担がかかります。


Rさんの場合も骨盤の歪みから股関節にまで痛みが広がっていました。

 

J-CLINICでの診断


手技療法、電気治療、骨盤矯正(骨盤を正しい位置に戻す)を行います。

セラピストが患者様の背中に対して手技治療をしている
筋肉の緊張を緩める手技療法。体の左右差のバランスも整えます。

 

セラピストが腰に電気治療器のプローブを当てている写真
電気治療(超音波・ハイボルテージ治療)で痛みを緩和します。

 

セラピストがうつ伏せになっている患者様の骨盤のあたりにソフトブロックを差し込んでいる
ブロックと患者様自身の体重を使い、ソフトに骨盤を矯正。

 

痛みが強い場合、治療後テーピングを貼って腰をサポートします。

 

 

治療経過


痛みが強かったため、最初の1ヶ月半は週2回の通院。

徐々に痛みが緩和してからは、週1回ペースで再発予防のトレーニングやストレッチを行い、約3ヶ月で通常生活が送れるようになりました。

セラバントとピラティスボールを使った運動療法をセラピストが指導している
股関節周りを伸ばすストレッチや骨盤や恥骨周りを閉めるトレーニングを専門スタッフがアドバイス。

 

理学療法士からのコメント


椎間板ヘルニアをはじめ、多くの腰痛の原因はお腹まわり(体幹)の筋力低下です。

 

根本的な改善のためには、インナーマッスルの強化が不可欠です。

 

J-CLINICでは骨盤安定に効果的なインナーマッスルトレーニングも指導します。

 

産後ママへのメッセージ


育児や家事で自分の体をケアする時間はなかなか取れませんが、腰痛が悪化すると、日常生活や育児にも支障が出てしまいます。

痛みや違和感を感じた場合は早めの治療をお勧めます。

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