こんにちはJ-CLINIC吉田です。
今回は、タイ伝統医療の風邪薬を紹介します。
▼ タイハーブ🌿の中で風邪薬と呼ばれるセンシンレン(穿心蓮)
タイ語ではฟ้าทะลายโจร、FA TA LAI JONE(ファータラーイジョーン)と読みます。
この薬草をカプセルやタブレット状にしたものだと、バンコクの薬局ならどこでも購入することができます。
トンローのJ-AVENUEにある薬局「Boots」で探してみました🔍
▼ 解熱剤のコーナーで発見!
隣にあるイチゴのパッケージの薬はサミティベート病院の小児科でも処方されるお馴染みの解熱剤SaRaですね。
▼ カプセル30錠で60B(約180円)、お手頃なお値段✨
センシンレンは、熱を下げ、炎症を和らげる効果があるので風邪初期の発熱や咳など諸症状、痒み熱感のある皮膚炎など慢性疾患にも効果があると言われています。
妊娠中の方でも熱感のある場合は2、3日程度を目安に服用できますが、寒気が強い場合は逆効果となるのでご注意ください。
お薬のメーカーはいろいろですが、在タイ日本人にもシャンプー・コスメなどで人気の「アバイブーベ」ブランドにも、ありました。
▼ アバイブーベのセンシンレン・カプセル錠
パッケージには、解熱(แก้ไข้)と書いています→ 詳しくはアバイブーベのサイト(英語)へ。
アバイブーベ(Abhaibhubejhr)はタイ王家が設立した100年以上の歴史をもつ国立病院財団がつくるオーガニックハーブ製品ブランド🌿✨J-CLINICの美容ケアコース(美顔鍼・かっさマッサージ)で使用するローションはこちらのものを使っています(^^)
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当院の中医師リンリン先生は小さい頃風邪をひくとお母さんが生のセンシンレンを市場で買ってきて、煮出して飲まされたそうです。とても苦いそうです💦💦
なので、試すのであればカプセルタイプが良いかもしれませんね。
タイの方々には馴染み深いハーブ、ご興味のある方はお近くの薬局でチェックしてみてください🔍
▼ 今回のお話はバンコクマダム9月号にも掲載しています。
毎月、薬膳のお話や鍼灸漢方治療など、健康に関するミニコラムをバンコクマダムさんの誌面で紹介していますので、良かったらご覧ください(^^)
【 バンコクマダム・J-CLINICミニコラムバックナンバー 】
・ 2017年11月号「生と乾燥生姜の違いとは?」
・ 2018年2月号 「コラーゲン補充に参鶏湯、産後に雌鶏」
・ 2018年3月号 「抜け毛、貧血、冷え性には白胡麻?黒胡麻?」
・ 2018年4月号「梅で三毒を断つ!タイは梅の季節です。」
・ 2018年5月号「イライラやPMSに菊花茶、目の充血にも効果」
・ 2018年6月号「雨季は湿邪を取り除いて不調改善! ポイント3つ」