バンコクJ-CLINICの中医師のリンリンです。患者様から「この症状は更年期ですか?」と相談されることが多く、少しでも症状緩和のお役に立てればと思いブログを書いています。
今回は女性の更年期障害をテーマに4回に分けて記事アップしていきます。
女性の更年期障害とは?
女性の更年期障害とは一般的には、閉経をはさんだ前後10年間(45歳~55歳)を「更年期」と呼びます。
主な症状
- 急に顔がほてって、汗がどっと出る
- 理由なく、憂鬱になる、イライラする
- 生理の周期が乱れる

他にも、不正出血、息切れ、動悸、不眠、頭痛、めまい、吐き気、肩こり、腰痛、手足の冷え、ほてり、のぼせ、発汗、痒み、疲労感、食欲不振など、更年期に現れる症状は人によってさまざまです。
なかには、日常生活のストレスや不規則な生活などから女性ホルモンのバランスを崩して30歳代から若年性更年期障害を発症する方もいらっしゃいます。
東洋医学から見た更年期障害
東洋医学では、五臓にそれぞれ「肝」「心」「脾」「肺」「腎」という名を付け、体を支える5本柱として考えられています。

「腎」機能が低下して身体を温める力が弱まると、手足の冷え、むくみなどの症状が出てくる方もいます・
さらに下半身が冷えることにより上下のバランスが崩れて潤す力が低下すると、のぼせ、発汗、めまいなども引き起こすこともあります。
また「腎」は髪の毛や耳を司る経絡ですので、白髪や抜け毛、耳鳴りや難聴といった老化現象も見受けられます。
いかがでしたでしょうか? 当てはまる症状がありましたでしょうか。次回は、これらの症状に対するJ-CLINICの鍼灸治療を紹介します。