手技治療で理想の背中にする(勉強会)|J-CLINIC理学療法科
こんにちは、バンコクの理学療法と鍼灸治療を提供しているJ-CLINICの佐藤です。
今回の勉強会のテーマは「手技治療で理想の背中にする」。9月19日に治療スタッフ向けに開催しました。
背中の状態を画像で映し出し、その結果をみながら関節の可動域を検査、体の歪みの原因を特定し、手技治療で左右差のバランスを調整していくという流れです。
理想の背中とは?
体の痛みが出にくい理想の背中とは体の左右の差異がないバランスのよい背中です。
J-CLINICの姿勢検査
当院では、モアレグラフィー検査機を使って、姿勢の状態を確認します。
体に左右の高低差やねじれが出ると、必ずどこかに過度に収縮しているところと過度に伸長しているが発生します。過度に収縮しているところも、過度に伸長しているところにも痛みが発生してしまいます。また、体のねじれは、体に張り巡らされている神経や血管の流れも邪魔します。神経や血管の流れが邪魔されると痛みだけでなく、痺れやむくみも引き起こす可能性があります。
手技勉強会の様子
モアレグラフィーの撮影画像と関節可動域チェックによって、動きが悪いところを見つけ出します。その後、15分間手技治療(マッサージ、ストレッチ、関節モビライゼーション)。施術前後のバランスがどれだけ改善するのかを今回は3チームに分かれて、検証していきました。
ステップ1
モアレグラフィーで背中を撮影
ステップ2
関節可動域のチェック
画像による検査結果を確認した後、実際の体を確認していきます。
手技治療
15分間マッサージ、ストレッチ、関節モビライゼーションを行いました。
結果を共有
1回目の治療の後、左右差のバランスが改善したチーム、あまり改善しなかったチームと結果は別れました。
その後、体のバランスが改善しなかったチームの原因をみんなでディスカッションし、手技の深さ(刺激量)が足りない、アプローチした関節のポイントが少しずれていたなど結果がでなかった等、原因を探りました。その後、強さや施術箇所を調整してさらに10分施術、その後2回目のモアレ撮影を行い、体の歪みがどれだけ改善したのかを検証していきました。最後は3つのチーム全てが背中の左右差を改善することができました👏
今回の勉強会は、スタッフがとてもいきいきしていました✨
結果に驚いたり喜んだりする表情を見ていると、治療が好きなことが伝わってきます。また、自分たちで出した小さな成功経験が自信に繋がったようでもありました。当たり前のことですが、治療が好きで、患者様の笑顔のために小さな努力を日々積み重ねることができる治療家が施術することで、患者様がよくなる可能性が高いと私は考えています。
私はこれからもタイで結果の出せる治療家の育成に取り組んでいきます!
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