こんにちは、バンコクで理学療法と鍼灸治療のクリニックを経営している佐藤です。
9月18日、H&G Thailand 様のサポートのもと、おもてなしサービス研修を実施しました。
わたしたちは日系のクリニックであり、患者様には身体だけでなく心も元気になっていただきたいという気持ちから「感動のおもてなし」をミッションのひとつとして掲げています。そしてそれを実践するため、年2回この研修を行っています。
今回は当院のスタッフが講師になりJ-CLINICのおもてなしサービスとは何かを伝え、H&Gの講師の方々には講師たちのサポート、挨拶の立ち振る舞いや所作の指導、おもてなしサービスに大切な考え方をレクチャーしていただきました。
▼おもてなしサービス研修の動画です。
タイ語ですが、雰囲気はご覧いただけるかと思います(^^)
効果的なコミュニケーションを図る上では、声のトーンや速度、表情、目線、ジェスチャー、ボディーラインゲージが言葉以上に大きな役割を果たすと言われています。
おもてなしの気持ちを表現するために挨拶の基本の練習をしました。
患者様にだけでなく、会社のスタッフ同士でも挨拶、話し方、所作に気を配ることで、円滑なコミュニケーションをとることができます。
以前は、研修の運営をH&G様の講師の方にやっていただいていたのですが、今回は当社のスタッフがプレゼンテーションの準備、そして講師に挑戦してみました。
講義では、日本の本屋さんのサービス、タクシー運転手の服装、トイレの清潔感など、タイと日本の文化を比較しながら、日本人向けのサービスにおいて相手を察すること、気を配ること、清潔さを保つこと等、ポイントをわかりやすく説明してくださいました。
また、Ying先生は、おもてなしの心は、茶道で使われてきたことわざ「一期一会(生涯に一度きりの出会い、機会)」が由来しているともおっしゃっていました。
そんな心のこもったおもてなしサービスを身に着けて、当院に来る患者様に心も体も元気になっていただきたいです。
研修の最後は、タイマッサージを受けてきました。
私たちの理学療法治療と鍼灸治療の1回の治療費は、基本1,600Bです(詳しくは料金ページをご覧ください)。当院の治療をタイマッサージと比較して「高い」とおっしゃる患者様もいらっしゃいます。そのことも踏まえ、スタッフには、何が違うか実際に体験してきてもらいました。
マッサージ店で施術を受けた感想としては、「気持ちよかった」「マッサージの強弱に関する質問以外、会話はなかった」「骨にあたって痛かった」「エアコンがついてなくて暑かった」「普通」などでした。
250Bのマッサージ店で施術を受けたスタッフはおおむね満足していました。逆に400Bのマッサージ店で施術を受けたスタッフは「良くなかった」と言っていたので、価格に対しての品質・サービスに満足できなかったんだと思います。
なぜ、J-CLINICの価格が1,600Bなのか、品質(治療)とサービスはどうすれば患者様に満足していただけるのかを考える良い機会になりました。
最後になりましたが、H&G(Thailand)co.ltd. 様 、今回もお力添えいただきありがとうございました。
今回講師に挑戦したスタッフたちに、私ができないような細かい改善点や丁寧なアドバイスをいただきました。私にとっても、おもてなしの理解がさらに深まる研修となりました。
前回のセミナーのブログと繰り返しになっていまいますが、私たちが「おもてなし」を学ぶ・実践する理由は2つです。
「患者様の体の痛みを取り除く」「結果の出る治療を提供する」ためには、信頼のコミュニケーションとおもてなしで心も元気になってもらいたいと考えています。
感動のWOW!を患者様に感じていただくことは簡単ではありません。治療の手技練習、サービスのロープレといった基本練習を続けることがWOW!に繋がると考えています。J-CLINICのブログや投稿をご覧になってくださっている方は、「J-CLINICはいつも同じことをやっている?」と感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、その通りです。
そして、私たちは毎日20マイル前進です!
私たちが大切にしている文化のひとつに「20マイル行進」があります。
(20マイル行進の考え方の詳細については検索してみてください😊)