ドリアンとマンゴスチンの栄養・作用は?
雨季は果物が美味しい季節ですね😋
今回は、今が旬の「果物の王様ドリアン」と「果物の王女マンゴスチン」についてお話します。
この2つ、中医的に見ると作用は真逆です。
■ 果物の王様ドリアン✨
ドリアンはその強烈な香りのため苦手!という人も多いですが、とろけるようなクリーミーな果実の味わいに虜になる人も。
タイでも他のフルーツよりはお値段が高めですし、「ドリアンフェスティバル」や「ドリアン農園で食べ放題」といったイベント開催されるなど、タイの方々にとってもちょっと特別なフルーツです。
産後・美容にも良い!
ドリアンはビタミンC・ビタミンEが豊富なので美容にも良い言われています。中医学的には滋養強壮効果が強く、産後の栄養補給や虚弱体質の方に良いフルーツです。お腹をお温め血行を改善する作用があるので、冷えや瘀血による生理痛にも効果的です。
※「活血(血行を良くして流す)」効果があるので、妊娠中の方にはオススメしません。
そして、アルコールと炭酸を含むビールと一緒には食べないようにしてください!!
ドリアンが胃の中で発酵して大変なことになるそうです。炭酸飲料も一緒に取らない方が無難です。
果物の王女マンゴスチン✨
マンゴスチンは甘くてフルーティーで癖がないのでタイ人にも日本人にも人気ですよね。私のタイ人の友人は先日1人で2キロ食べたとか・・・( ゚Д゚) 日本の「こたつでみかん🍊」みたいな、テレビを見ながらついつい食べ過ぎてしまったそうです。
夏バテ・お肌の引き締めに効果アリ!
中医学的にはドリアンと反対で熱を冷ます作用が強いです。食べ過ぎによる消化不良やほてり、夏バテ等に効果的なだけでなく、お肌の引き締め効果もあるそうです!
冒頭でも言いましたが、中医的には「身体を熱するドリアン、冷やすマンゴスチン」真逆の作用があります。
どちらかを食べすぎた時は、もう一方を少量食べて調節すると良いと言われています。もちろん、食べすぎないことが一番よいですが(笑)
体を熱する食べ物って?
患者様から質問をいただきました。
Q:体を「熱する食べ物」と「温める食べ物」はどう違いますか?熱する食べ物を子供に食べさせすぎてはいけないと聞いたことがあるのですが、どういうことでしょうか?
A:「熱する」と「温める」は作用は同じで、程度の問題です。
熱する(唐辛子、にんにく、ドリアン、羊肉など)>温める(生姜、ライチ、桃、鶏肉など)
子供は基本的にあまり冷えていないので、温める作用のある食べ物を大量に摂取すると、過剰反応が出ることがあります。鼻血、ほてり、頭汗、嘔吐、興奮しすぎなど💦
タイには、美味しいフルーツがたくさんありますが、フルーツによって栄養や作用もいろいろです。上手に摂り入れて、健康・美容に役立てください!
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