更年期障害でなぜ漢方薬?
こんにちは、バンコクJ-CLINIC鍼灸科、中医師のリンリンです。
「命の母は効きますか?」という質問をいただきます😅 (このお答えはブログの最後で・・・)
では、前回の更年期障害に対する鍼灸治療につづき、今回は漢方薬のお話です。
更年期障害の治療になぜ漢方薬がよく選ばれるのか?
西洋医学では、女性ホルモンを直接的に補う、ホルモン補充療法が用いられることも。そういった治療に抵抗がある方、またはホルモン補充療法ができない持病(血栓症がある、乳がんの既往歴があるなど)をお持ちの方など、「漢方を試してみようかな…」と来院されることがあります。
更年期障害のための漢方薬
東洋医学的に患者様の体質を診断し、よくある4つのタイプとそのタイプに合った漢方薬を処方いたします。
1.肝腎陰虚タイプ・・・「六味地黄丸」
2.腎陽虚タイプ・・・「八味地黄丸(腎気丸)」
3.痰湿阻絡タイプ・・・「香砂六君丸」「小柴胡湯」
4.気血両虚タイプ・・・「八珍丸」「十全大補丸」
当院では、粉タイプの漢方薬も処方。患者様の体質・症状に合わせたオーダーメイドの漢方薬を調剤します。
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さて「命の母は効きますか?」というご質問のお答えですが、
冷えやのぼせ、慢性疲労など幅広い範囲に効果がある分、処方される漢方薬と比べると特定の症状に特化しておりません。なので症状が重い方に効きづらいですが、症状が軽めで幅広い方には聞くかもしれません。と答えています(^^)
次回は、東洋医学的に考えた更年期障害のタイプと漢方薬について紹介します。
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