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不妊治療「気血両虚タイプ」の体質チェックとセルフケア

こんにちは、バンコクJ-CLINIC鍼灸漢方科のナットです。

前回の続きで、東洋医学的な観点から考えた不妊症のタイプについてお話します。今回は「気血両虚(きけつりょうきょ)」の体質チェック診断、またこのタイプの方のセルフケアとして勧めな食材を紹介します。

 

鍼灸による不妊症治療

鍼灸治療では五臓の働きを整えることにより、妊娠しやすい体に整えていきます。五臓の中でも、不妊症の症状と関係の深いものは肝・脾・腎です。
この3つの臓器を中心に体のバランスを整えることで妊娠する力を高めていきます。

 

不妊症の体質タイプ

主に5つのタイプに分けられます。

  1. 気滞(きたい)タイプ
  2. 腎虚(じんきょ)タイプ
  3. 気血両虚(きけつりょうきょ)タイプ
  4. 血瘀(けつお)タイプ
  5. 痰湿(たんしつ)タイプ

 

それでは、気血両虚タイプについて見ていきましょう!

 

あなたは気血両虚タイプ?

 

当てはまる項目をチェックしてみてください。

□ 倦怠感や息切れがする
□ めまいやたちくらみがする
□ 肌がカサカサする
□ 冷えやすい
□ 風邪を引きやすい
□ 声が小さい
□ 生理の出血量が少ない
□ 顔が青白い
□ 汗をかきやすい

 

いかがでしたでしょうか?当てはまる項目が多い人は気血両虚かもしれません。

 

気血両虚とは?

 

東洋医学で「気」とは体や臓器を動かしたり、温めたり、成長させるエネルギー源になっています。「気」が不足すると臓器機能が低下し胃や腸に影響が出やすく、弱くなることで食べ物の消化吸収機能が低下します。食べ物の栄養吸収が良くないので免疫機能や、体力ややる気も低下しやすくなります。

 

「血」とは血液そのものを指す他に、全身に栄養や潤いを与えたり、精神を落ち着かせる作用があります。「血」が低下すると下記のような不調もお起きやすいです。

〇 肌荒れ
〇 抜け毛
〇 こむら返り
〇 集中力の低下や不安感が増す

特に女性は生理があるため、男性より「血」が低下しやすいです。血虚を放っておくと、子宮内膜が薄くなり経血量が減ったり、生理の期間が短くなるなどの問題が起こりやすくなり、不妊に発展するおそれもあります。

 

この「気」と「血」の不足が合わさることを気血両虚と言います。

 

J-CLINICの不妊治療

 

まず、脈診・舌診、ライフスタイル等から体質をチェック。気血両虚タイプの患者様には気と血を生成するツボへ鍼やお灸をしていきます。

 

 

漢方治療を希望の方は、気を補い身体を温めてうれる作用のある「十全大補湯丸(じゅうぜんたいほがん)」や「帰脾丸(きひがん)」を処方しています。

 

通院頻度の目安

効果が出始める治療回数は患者様の体質などにもよって異なりますが、週2回~1回の通院が目安です。

 

気血両虚タイプの方向けセルフケア

 

気血両虚タイプの方のポイントは「胃腸の消化吸収を高め、胃腸に負担を掛けない食事をとる」事です!気虚に対しては山芋類、ネギ、豆類。

 

血虚に対してはにんじん、黒ごま、クコの実、いちご。

 

 

どちらにも共通して良い食べ物は牛、豚、鳥、レバー等、青魚等の動物性たんぱくです。

 

 

鍼灸漢方科の不妊治療について

よくあるご質問ですが、当院には鍼灸漢方科に勤務する日本人鍼灸師はおりません。
鍼灸治療や漢方薬を処方する資格をもった中医師(Traditional Chinese medical doctor)の先生が問診と施術を行います。鍼の打ち方は痛みの少ない日本式をとり入れています。

 

初めてご来院される方は、基礎体温表や通院中の不妊治療クリニックからの診断書や治療記録などがありましたらご持参ください。

治療計画を説明する中医師

患者様のお話をお伺いし、脈診、舌診を行います。治療計画をお伝えし、また体質改善のための食事・生活のアドバイスも行います。

 

 

初診の場合は、鍼灸漢方科の日本語通訳がいる日にご受診ください。

鍼灸漢方科の治療では、タイ人の中医師の先生が体質タイプの診断、治療効果について東洋医学と中医学の用語を使って説明します。そのため、日本語通訳を通してお話ししていただくことがより理解が深まります。

 

鍼灸漢方科に日本語通訳がいるスケジュール(プロンポン院)

 

※トンロー院、エカマイ院には鍼灸漢方科の日本語通訳はおりません。
※中医師や通訳者の都合により、上記時間や診察日が急遽変更になる場合がございますのでご了承ください。

 

中医師リンリン先生ナット先生と日本語通訳のエーさんの3ショット写真

真ん中が日本語通訳のエーさん。向かって左側が中医師リンリン先生、右側が中医師ナット先生。

 

東洋医学的な不妊治療にご興味がある方、またはご予約はお電話、メールFacebookからお気軽にお問合せください。日本人からの返信が欲しい方は、Facebook またはメールでご連絡ください。

 

 

なお、J-CLINICでは西洋医学的な不妊症の検査および高度生殖医療は行っておりません。ご希望の方は、J-CLINIC鍼灸漢方科がコラボしているバンコクIVFセンターに相談してみてください。

 

バンコクIVFセンターでは、人工授精、体外受精、顕微授精、卵子凍結の治療ができ、また日本人コーディネーターの理恵さんがいらっしゃるので日本語でご相談可能です。

 

理恵さんのブログ「バンコクの不妊治療クリニックで働くコーディネーター日記」では、バンコクの不妊治療事情などについてもわかりやすく書いてあります。

 

理恵さんのブログ

 

 

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対象疾患:腰痛、五十肩、膝痛、頭痛、坐骨神経痛、捻挫、手術後リハビリ、スポーツや事故による怪我など(保険治療をご希望の方はこちらのページをご覧ください。)
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対象疾患:美容鍼、PMS、不眠、頭痛、不妊、逆子、生理不順、眼精疲労、胃腸系疾患、整形外科疾患、抑うつ、更年期症状など(鍼灸治療は保険は適用外です)

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