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アトピー性皮膚炎を漢方薬で治療する|J-CLINIC 鍼灸漢方科

こんにちは。バンコクJ-CLINIC 鍼灸漢方科の中医師リンリンです。今回はアトピー性皮膚炎の治療についてお話します。

 

「25歳です。子供の頃からアトピー性皮膚炎を患っており、乾燥する季節になると症状が悪化します。漢方薬で治療できますか?」という女性の患者様からのお悩みにお答えします。

 

腕に赤みがあり、それをかゆそうに描いている女性

バンコクですと、乾燥する乾季の時期になると症状が悪化するという方もいらっしゃいます。バンコクの11月~3月頃でP.M2.5など大気汚染が発生しやすい時期でもあります。

 

 

アトピー性皮膚炎を漢方薬で治療できる?


 

アトピー性皮膚炎は漢方薬で治療することができます。

 

中国伝統医学ではアトピー性皮膚炎は、気、熱、風、湿といった体内エネルギーのバランスの乱れ、そして肺、脾臓、肝臓といった特定の内臓の機能に関連していると考えられています。

肝・心・脾・肺・腎のイラスト

中医学の五臓(ごぞう)。五臓は肝・心・脾・肺・腎(かん・しん・ひ・はい・じん)の5つの臓腑のことを指します。

 

中国伝統医学の五臓

五臓とその乱れによる症状

 

漢方薬を使うことで根本原因に体の内側に働きかけ、症状を抑えるだけでなく体のバランスを整え回復させることで、炎症を抑えるステロイド外用薬などの長期間の使用を減らしていきます。

 

 

 

アトピー性皮膚炎治療における中医学の原則


 

中医学理論に基づく一般的な症状と原因

  • 皮膚の風熱蓄積 – 赤み、かゆみ、灼熱感
  • 湿積 – 粘り気のある滲出液を伴う発疹
  • 血虚風乾 – 特に夜間に皮膚が乾燥してかゆみを伴う(乾季に多く発症)
  • 肝腎虚 – 断続的、慢性的、アレルギーを起こしやすい

 

 

オーダーメイドで漢方薬を処方します


漢方医師は個々の症状を分析して適切な漢方薬を処方します。

脈診をする中医師

脈診、舌診、患者様の状態やライフスタイルなどを伺いながら体質タイプを診断していきます。

 

よく使われる漢方薬

アトピー性皮膚炎の漢方薬治療では、荆芥、防風、生地黄、丹皮、白鲜皮、甘草などがよく使われます。中医師が患者様の体の状態と体質に合わせて調合します。

 

漢方薬の生薬、粉末剤、粉末剤をお湯に溶かしたものがカップに入っている

中医師の診断に基づき、患者様一人一人の症状に合わせた漢方薬を処方します。当院の漢方薬は、生薬の抽出エキスを加工した粉末タイプ。煎じたものに比べて、匂いと苦みが少ないのが特徴で持ち運びにも便利です。症状に合わせて1週間から2週間分を処方します。

 

また、乾季には肌が乾燥し、「風乾」と「血虚」が顕著になります。そのため、血を養い、肌の水分量を増やす漢方薬が用いられます。例えば、当帰は血を養い、川芎は血行を促進し、かゆみを抑えます。

 

 

ご予約はお電話、ライン、お問い合わせフォームFacebook からお気軽にお問合せください。

 

 

初診の場合は、鍼灸漢方科の日本語通訳がいる日にご受診ください


よくあるご質問ですが、当院には鍼灸漢方科に勤務する日本人鍼灸師はおりません。

鍼灸治療や漢方薬を処方する資格をもった中医師(Traditional Chinese medical doctor)の先生が問診と施術を行います。鍼の打ち方は痛みの少ない日本式をとり入れています。

鍼灸漢方科の治療では、タイ人の中医師の先生が体質タイプの診断、治療効果について東洋医学と中医学の用語を使って説明します。そのため、日本語通訳を通してお話ししていただくことがより理解が深まります。

 

鍼灸漢方科に日本語通訳がいるスケジュール

 

 

鍼灸科治療ブログ


 

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初診に関するよくある質問|J-CLINIC理学療法科

 

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初診に関するよくある質問|J-CLINIC鍼灸漢方科