バレエダンサーが股関節を痛める原因は?
こんにちは、バンコクJ-CLINICプロンポン院丹野です。
今回はバレエダンサーによくある症状「股関節痛」について、実際の症例を元に紹介します。
<股関節痛に悩むバレエダンサーAさんの症例>
クラシックバレエ歴20年のAさん(28)歳。発表会の1ヶ月前に「右股関節」に痛みがあると来院。
発表会を1ヶ月後に控えているので早く治したいということでした。
<Aさんの股関節痛の原因>
Aさんの痛みの状態、動きを確認したところ、原因は2つ。
(1)右足のオーバーユース
左足の筋力不足で、左足を軸にして踊ると体がブレることから、右足を軸にして踊ることが多かったAさん。
背伸び&つま先立ちになるルルベ(Releve)の時にも右股関節に痛みを感じたようです。
(2)内旋・外旋するときの筋肉の使い方
基本の5つのポジションをとる時の股関節を外旋させるターンアウト(アンドゥオール)の筋肉の動かし方が正しくなかったため、股関節に負荷がかかっていたと考えられます。
<J-CLINICの股関節痛治療>
🔷マッサージと超音波電気治療
股関節の痛みを緩和させて、さらに負担がかかっている周辺筋肉もほぐします。
🔷左右バランスよく身体を使えるよう、弱い左足の筋力を向上させるためのトレーニング。
治療と同時に踊る時の股関節の外旋・内旋の動きを、コーチと再度確認するをお勧めしました。
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Aさんの場合は、右股関節の使い過ぎ・オーバーユースが原因でしたが、股関節痛の原因は腰・膝・足首のトラブルが起因している場合もあります。例えば、腰まわりの筋肉(腰から股関節にある大腰筋など)の筋力不足で股関節に負担をかけている場合も。
また、足首が硬い・膝の動きが悪いなど、股関節に負担をかけ続けて痛みが生じているケースもあります。
つまり、「股関節痛」と一言で言っても原因は様々なので、原因箇所を突き止めて治療することが早期回復に繋がります。Aさんも痛みが発症してから発表会までの1ヶ月間週2回来院して、無事発表会に出ることができました(^^)
基本ポジションも見直し、今は左足の筋力を鍛えながらメンテナンス治療に来院しています。
J-CLINICでは、どんな動きをした時に痛みができるのか?痛みは他の部位にも出ていないか? など、解剖学の知識を持ったスタッフが診ることで原因箇所を特定して根本治療を行います。
バンコクでバレエダンサーの怪我治療・メンテナンス治療はJ-CLINICにご相談ください。
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