多汗症を鍼灸と漢方薬で治療する|J-CLINIC 鍼灸漢方科
こんにちは。J-CLINIC鍼灸漢方科の中医師リンリンです。今回は多汗症についてお話します。
「多汗症で、特に不安や緊張を感じると脇の下にたくさん汗をかきます。鍼や漢方薬で治療できますか?」という男性の患者様からのお悩みにお答えします。
中国伝統医学が考える多汗症
脇の下に過剰な発汗を起こすことは不安やストレスと関連しており、鍼治療と漢方薬の両方で治療可能です。
中国伝統医学において発汗は心臓、肺、脾臓、腎臓、そしてエネルギー(気)と関連があるとされています。
多汗症の治療
鍼治療
発汗を調節する役割を果たす自律神経系のバランスを整えます。
神門(HT7)、内関(PC6)、三陰交(SP6)、LI4の経穴にアプローチします。
漢方薬
漢方医学では、過度の発汗は「気虚」または「陰虚」といった病態によって引き起こされると考えられています。
中医師が問診をして、体質タイプを診断。患者様の体質に合う漢方を中医師が提案します。
例えば下記のような漢方薬を処方します。
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归脾湯:気虚と感情不安の人
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天王补心丹:動悸、不眠、不安、寝汗の人
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生脉散:気を補い、過度の発汗を治療する人

中医師の診断に基づき、患者様一人一人の症状に合わせた漢方薬を処方します。当院の漢方薬は、生薬の抽出エキスを加工した粉末タイプ。煎じたものに比べて、匂いと苦みが少ないのが特徴で持ち運びにも便利です。症状に合わせて1週間から2週間分を処方します。
症状を改善するためには、体質改善が必要です。そのため、継続して通院することをおすすめします。
治療期間は患者様の体の状態、個人差があります。
ご予約はお電話、お問い合わせフォーム、Facebookからお気軽にお問合せください。お問い合わせフォームかFacebookからメッセージをいただくと、日本人が返信します。
初診の場合は、鍼灸漢方科の日本語通訳がいる日にご受診ください
よくあるご質問ですが、当院には鍼灸漢方科に勤務する日本人鍼灸師はおりません。
鍼灸治療や漢方薬を処方する資格をもった中医師(Traditional Chinese medical doctor)の先生が問診と施術を行います。鍼の打ち方は痛みの少ない日本式をとり入れています。
鍼灸漢方科の治療では、タイ人の中医師の先生が体質タイプの診断、治療効果について東洋医学と中医学の用語を使って説明します。そのため、日本語通訳を通してお話ししていただくことがより理解が深まります。
鍼灸漢方科に日本語通訳がいるスケジュール
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J‐CLINICが提供している治療
理学療法
対象疾患:腰痛、五十肩、膝痛、頭痛、坐骨神経痛、捻挫、手術後リハビリ、スポーツや事故による怪我など(保険治療をご希望の方はこちらのページをご覧ください。)
鍼灸治療
対象疾患:不眠、頭痛、不妊、逆子、生理痛、PMS、眼精疲労、胃腸系疾患、整形外科疾患、抑うつ、更年期症状、アトピー性皮膚炎、多汗症、アレルギー性鼻炎、咳など(鍼灸治療は保険は適用外です)