カッサのボディマッサージで慢性的な首や肩の痛みや凝りを解消|J-CLINIC鍼灸漢方科
こんにちは、バンコクJ-CLINIC鍼灸漢方科の中医師Nookです。今回はカッサのボディーマッサージについて紹介します。
カッサのボディマッサージばこんな方にお勧め
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体がだるい
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猫背を予防したい
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頭痛、片頭痛、頭の締めつけられる感じがあする
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更年期症状、閉経期に起こる女性の不眠症、不安、疲労、頭痛、ほてりなど
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余分な脂肪を分解したい(胸元、お腹周りに施術します)
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美肌になりたい
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リラックスしたい
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長時間のデスクワークによる首や肩が凝る
カッサマッサージで患部の気血が掻き出され排出することで、血液とリンパの循環を良くし、体のだるさや痛みが解消されます。
また、背中に定期的にカッサマッサージをすることで、筋肉の緊張がゆるみ猫背を予防することができます。
中医学的に考えるカッサマッサージ
中医学では、病気を「毒」と呼びます。
カッサマッサージは体から「毒」を追い払い、毒素を取り除くことができるとされています。
ここでの取り除く「毒」は「血液が滞ったり、溜まったりする血流障害で引き起こす不調」という意味です。
中医学では、カッサが体のX線検査のようなものだと言われています。体の一部に異常、有毒なところにカッサすると「シャ」、つまり赤い斑点、赤い発疹が生じるからです。
カッサマッサージをした痕の色は病気の重症度を示します。
一方、不調がなく、体が健康であれば、いくら擦っても赤みは出ません。
カッサマッサージは体のどの部位にできる?
カッサは、体の異常、症状のあるどの部分でも行うことができます。
調子がわるいところ、または治療をしたい体の部位、例えば 頭、顔、首、肩、胸、胴体、お腹、背中、腕、脚、足です。
フェイシャルカッサマッサージには、アンチエイジング効果もあります。
小顔効果も期待できます。
[補足]
- フェイシャルカッサマッサージは筋肉の働きを活性化しますが、顔の骨格調整はできません。
- 治療の効果は個人の肌質および生活習慣によって異なります。
- 効果を長く持つため定期的にカッサマッサージを受けるのがお勧めです。
カッサした後の肌の色からわかること
赤みが出るのは科学的に説明すると、それは肌が継続的に刺激を受けているからです。カッサする部位に血流量がより多く流れ込みます。その上、皮下の毛細血管が壊れたからです。
血液のめぐりが改善されて、症状が和らぎます。
カッサの痕の色でわかる体の状態
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ピンク色:普通で健康な肌
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濃赤色:毒が溜まり始めている
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斑点のある暗赤色 : 毒が蓄積し、血行不良が起きている
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赤紫色、又は暗紫色:毒が多く蓄積していて、血液の循環がとても悪い状態
このカッサ痕は色の濃さによって、3〜7日以内に徐々に消えます。
カッサマッサージを受けた後のセルフケア
・施術後4〜5時間は体を冷やさないようにしてください。
・施術後した日は、冷たい飲み物を避け、白湯または常温の水を摂取するようにしましょう。
受診頻度は、患者様の症状に合わせて中医師がお伝えしますが、目安は週1〜2回です。
カッサマッサージの症例
Aさん(女性、40歳)
首と肩の慢性的な痛みと凝り。Aさんは仕事で長時間座る姿勢が続いていたため、慢性的な首や肩の痛みや凝りに悩まされていました。
- 身体の検査 : スパーリングテスト (+) 首を回すと痛みを感じる
- 中医師の診断 : 痹証 (筋膜性疼痛症候群)
- 通院頻度:患者様の首肩周りの筋肉は緊張しやいため、週1回のペースで通院
- 治療後の変化:治療を開始してから3回目くらいで、体が楽になると感じ、治療を継続。2ケ月くらい通院したこ頃には、首肩周りの筋肉が柔らかくより伸縮性が上がったため首の可動域も広がりました。
僧帽筋は頭蓋骨から首を通って肩まで繋がっている筋肉なので、この筋肉の緊張を緩めることで、首の可動域も改善されたのです。
治療後は、長時間座る姿勢が続くときは、筋肉をストレッチするよう、エクササイズを指導しました。
なお、怪我などよる急性症状、痺れを感じる、体のバランスの左右差によって痛みが出ている場合などは理学療法治療をお勧めすることもあります。
禁忌事項
下記、項目に該当する方はカッサマッサージを受けることはできません。
- 高血圧などの持病や重度の慢性疾患がある
- 抗凝血剤を使用している、血液凝固まはた血小板に問題がある方
- 血管の病気のお持ちの方
- 過去6週間以内に手術を受けた
- 皮膚が弱い、敏感肌
- 炎症性皮膚疾患、皮膚感染症
- 体力が著しく低下している方
- 腫瘍、心臓病、がんのある方
- 目や生殖器など、柔らかく繊細で敏感な器官。
- 妊娠中の方(要相談)
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