こんにちは、バンコクJ-CLINIC鍼灸漢方科の中医師Nookです。今回はカッサのボディーマッサージについて紹介します。
カッサマッサージで患部の気血が掻き出され排出することで、血液とリンパの循環を良くし、体のだるさや痛みが解消されます。
また、背中に定期的にカッサマッサージをすることで、筋肉の緊張がゆるみ猫背を予防することができます。
中医学では、病気を「毒」と呼びます。
カッサマッサージは体から「毒」を追い払い、毒素を取り除くことができるとされています。
ここでの取り除く「毒」は「血液が滞ったり、溜まったりする血流障害で引き起こす不調」という意味です。
中医学では、カッサが体のX線検査のようなものだと言われています。体の一部に異常、有毒なところにカッサすると「シャ」、つまり赤い斑点、赤い発疹が生じるからです。
カッサマッサージをした痕の色は病気の重症度を示します。
一方、不調がなく、体が健康であれば、いくら擦っても赤みは出ません。
カッサは、体の異常、症状のあるどの部分でも行うことができます。
調子がわるいところ、または治療をしたい体の部位、例えば 頭、顔、首、肩、胸、胴体、お腹、背中、腕、脚、足です。
フェイシャルカッサマッサージには、アンチエイジング効果もあります。
小顔効果も期待できます。
[補足]
赤みが出るのは科学的に説明すると、それは肌が継続的に刺激を受けているからです。カッサする部位に血流量がより多く流れ込みます。その上、皮下の毛細血管が壊れたからです。
血液のめぐりが改善されて、症状が和らぎます。
このカッサ痕は色の濃さによって、3〜7日以内に徐々に消えます。
・施術後4〜5時間は体を冷やさないようにしてください。
・施術後した日は、冷たい飲み物を避け、白湯または常温の水を摂取するようにしましょう。
受診頻度は、患者様の症状に合わせて中医師がお伝えしますが、目安は週1〜2回です。
首と肩の慢性的な痛みと凝り。Aさんは仕事で長時間座る姿勢が続いていたため、慢性的な首や肩の痛みや凝りに悩まされていました。
僧帽筋は頭蓋骨から首を通って肩まで繋がっている筋肉なので、この筋肉の緊張を緩めることで、首の可動域も改善されたのです。
治療後は、長時間座る姿勢が続くときは、筋肉をストレッチするよう、エクササイズを指導しました。
なお、怪我などよる急性症状、痺れを感じる、体のバランスの左右差によって痛みが出ている場合などは理学療法治療をお勧めすることもあります。
下記、項目に該当する方はカッサマッサージを受けることはできません。
ご予約はお電話、お問い合わせフォーム、Facebookからお気軽にお問合せください。お問い合わせフォームかFacebookからメッセージをいただくと、日本人が返信します(^^)
J-CLINICでのご受診をご検討中に方は、こちらをご覧ください。
よくあるご質問ですが、当院には鍼灸漢方科に勤務する日本人鍼灸師はおりません。
鍼灸治療や漢方薬を処方する資格をもった中医師(Traditional Chinese medical doctor)の先生が問診と施術を行います。鍼の打ち方は痛みの少ない日本式をとり入れています。
鍼灸漢方科の治療では、タイ人の中医師の先生が体質タイプの診断、治療効果について東洋医学と中医学の用語を使って説明します。そのため、日本語通訳を通してお話ししていただくことがより理解が深まります。
鍼灸科治療ブログ
セルフケア
▼美容ケアコース紹介
▼ 東洋医学的な不妊鍼灸治療
▼ 血行促進、老廃物の排出、血行不良にカッピングセラピー
プロンポン院(スクンビットソイ31のパクソイRSU Tower4階)
トンロー院(トンローソイ13・ホームプレイスビルディング地下1階)
エカマイ院(スクンビットソイ42・バンコクメディプレックス3階)
理学療法
対象疾患:腰痛、五十肩、膝痛、頭痛、坐骨神経痛、捻挫、手術後リハビリ、スポーツや事故による怪我など(保険治療をご希望の方はこちらのページをご覧ください。)
鍼灸治療
対象疾患:美容鍼、PMS、不眠、頭痛、不妊、逆子、生理不順、眼精疲労、胃腸系疾患、整形外科疾患、抑うつ、更年期症状など(鍼灸治療は保険は適用外です)