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腸脛靭帯炎(ランナー膝)の検査法と治療を勉強する|J-CLINIC理学療法科

こんにちは、バンコクで理学療法と鍼灸治療のクリニックを経営している佐藤です。

 

10月26日の8:30~9:30までの1時間、理学療法科のアドバンスクラスのセラピストが「腸脛靭帯炎の治療の考え方と治療法」について勉強しました。

 

腸脛靭帯炎の原因


膝の屈伸運動を繰り返すことによって腸脛靱帯が大腿骨外顆と接触して炎症を起こし、疼痛が発生します。

 

ランニングの注に左ひざを痛そうに抑えている男性

特にマラソンなどの長距離ランナーに好発します(ほかにバスケットボール、水泳、自転車、エアロビクス、バレエ等)。

 

発生の要因はオーバーユースです。過剰なランニング時間と距離、柔軟性不足(ウォームアップ不足)、休養不足、硬い路面や下り坂、硬いシューズ、下肢アライメント(内反膝)など、さまざまな要因が加味されています。

 

引用:ZAMST(ザムスト)|スポーツ向けサポート・ケア製品ブランド Sports Medicine Library ヒザ ランナー膝 別名:腸脛靱帯炎

 

 

腸脛靭帯と大腿骨の摩擦で炎症


腸脛靭帯は太ももの外側を通る靱帯です。

腸脛靱帯のイラスト

腸脛靱帯は、腰と膝を安定させる役割を担っています。

 

腸脛靭帯炎は膝の屈伸運動の繰り返しによって、腸脛靱帯が大腿骨の外側部分と摩擦をおこし、擦れることで炎症が起きると言われています。

 

靭帯模型の右足の大腿骨の外側に腸脛靭帯に見立てたテーピングを貼っている

人体模型にテープを貼って腸脛靭帯と骨が摩擦しやすいところを表現しました。

 

 

腸脛靭帯炎の検査


運動時に生じる膝の外側の痛みや押した時の痛みなどの訴えをもとに検査します。また徒手、およびエコーで検査を行います。

 

荷重チェック:このような体勢で荷重をチェック。腸脛靭帯に問題があるかどうかを確認します。

男女6名が立ったまま左を前に出して、かがんでいる

腸脛靭帯が緊張していると、この体勢で荷重が外側に傾きます

 

また、立位、歩行時、寝ている状態(非荷重位)で膝を構成する大腿骨・膝蓋骨・脛骨が腸脛靭帯に負荷をかけやすいポジションになっていないも検査します。

 

腸脛靭帯と隣り合う筋肉を治療


この日は、外側広筋など腸脛靭帯と隣り合う外側広筋などの筋肉の緊張を手技治療で緩めたり、腸脛靭帯をストレッチする方法を勉強しました。

 

患者役のスタッフがベッドに仰向きに寝ている。その骨盤の横あたりをセラピストが両手で抑えている。

外側広筋の緊張を緩める手技治療。

 

外側広筋は腸脛靭帯と隣り合っている筋肉です。

 

外側広筋と内側広筋のイラスト

外側広筋は大腿の外側にある、大腿四頭筋の一番大きい筋肉でもあります。

 

腸脛靭帯は他にも大殿筋や大腿筋膜張筋などと隣り合っています。隣り合っている筋肉の緊張を緩めることで、腸脛靭帯にかかっている負担を軽減することができます。

 

セラピストがベッドで仰向きの人の膝をマッサージしている

腸脛靭帯と隣り合う筋肉との癒着を手技治療ではがしていきます。

 

次は、腸脛靭帯をストレッチする練習です。

横向に寝ている人の後ろにセラピストがたって、膝下を両手で抑えて後ろに向けてひっぱっている。

腸脛靭帯の柔軟性を高めます。

 

腸脛靭帯炎の場合は超音波治療で炎症を抑える施術も行います(この日は検査法と手技治療だけ練習しました)

 

朝1時間だけの勉強&練習会ですが、毎週集中して学び、知識と技術を積み重ねることで、結果の出せる治療家になることを目指しています。

 

私たちは20マイル行進です\(^o^)/

J-CLINICの20マイル行進


私たちが大切にしている文化のひとつに「20マイル行進」があります。(20マイル行進の考え方の詳細については検索してみてください😊)

日照りの中前に進む人と雪の中前に進む人たち

日照りの日も、雪の日も、忙しい日も、コロナ感染拡大で大変だった時も、そして順調な時も毎日同じ距離だけ前に進む。そうすれば、長い月日がたったとき大きな成果を得ることができると信じています。

 

スタッフ1人1人が日々前進、成長することによって、ビジョンの達成を目指しています。

 

朝練でプロとして時間を有効活用


J-CLINICでは、プロフェッショナルとは何かを下記のように示しています。

J-CLINICが考えるプロフェショナルとは(13項目)を書いた画像

J-CLINICが考えるプロフェショナル

この中の「7.自己鍛錬の習慣化」「8. 時間の有効活用」を朝練で実践しています。

 

朝は午後の勉強会よりさらに集中できると感じています。
 

朝練でコアバリューを実践


J-CLINICのコアバリュー

会社におけるコアバリューとは、「会社で働く人たち全員に共通して持っていてもらいたい考え」です。そして、社員がその「共通の価値観」に基づいて日々考え、行動することを促します。従業員の「考え方」や「働き方」の基盤になるものであると一般的に言われています。

 

J-CLINCでは、11個のコアバリューがあります。朝練に取り組むことで、下記2つを実践します。

  1. 成長と学びを追求して忍耐力を育てよう

  2. 変化を恐れず成長し続ける

 

J-CLINICはここにいるマネージャーとリーダースタッフと一緒に、ミッションの達成を目指しています。

 

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タイ人マネージャーとリーダーたち

 

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