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筋膜性疼痛症候群、腰痛、肩こりを手技療法で治療する|J-CLINIC理学療法科

こんにちは、バンコクで理学療法と鍼灸治療のクリニックを経営している佐藤です。

 

1月27日は新人スタッフ向け、28日はミドルクラスを対象に「筋肉を緩める手技治療のテクニックを習得する」をテーマに朝練をしました。

 

 

効果的な治療をするために筋膜と筋肉の構造を知る

まずは筋膜、筋肉の解剖学から勉強しました。

新人クラスの朝練の様子

1月27日の新人クラスの朝練。

 

ミドルクラスのスタッフの朝練の様子

1月28日のミドルクラスの朝練。筋膜、表層筋を緩める重要性を説明しました。

 

痛みを取り除くためには深層筋の緊張を緩める必要があるのですが、いきなり強い刺激を深層に与えようとすると、患者さんの体は緊張し、硬直して刺激を拒みます。

 

症状が悪ければ悪い方ほど、その傾向が強いです。したがって、表層から徐々に緩めていく必要があります。

 

 

まず、筋膜の構造について確認しました。

 

筋膜の構造のイラスト

表面から皮膚、筋膜、表層筋、深層筋の順番で組織が層になっています。 深層筋に刺激を入れる前に皮膚、筋膜、表層筋を緩める必要があります。

 

次に筋肉(表層筋、深層筋)について勉強し、緊張を緩める方法を確認しました。

表層筋の奥の深層筋に手技治療するイラスト

深層筋:体の筋肉は何層にも重なり合っています。体の外からでも凸凹が分かりやすい表面の筋肉を表層筋と呼ぶのに対して、体の奥の方にある筋肉は深層筋と呼ばれています。

 

 

筋筋膜性疼痛症候群(MPS症候群,Myofascial Pain Syndrome)

今回練習したテクニックは、MPS症候群の治療でも使われるものです。

 

この疾患は骨や関節には異常はなく、筋肉や筋膜に痛みの原因があるとされています。

 

繰り返す動きや激しい運動や加齢による炎症や血行不良により、筋肉を包む筋膜の癒着が起こると言われています。最近では、肩こりや腰痛の原因がこれらの筋肉の癒着によって起こるとも考えられています。

 

※筋膜の癒着については、CORE FITさんのコラム「筋膜の癒着」ってなに?【保存版】でわかりやすく書かれています。

 

筋膜と筋肉を緩めるテクニックの4step

私たちは緊張した筋肉を手技治療で次の順番で緩めていきます。

  1. 揉捻(皮膚、筋膜、表層筋を緩める)

  2. トリガーポイントマッサージ(深層にある筋肉の塊を緩める)

  3. Motion & Manipulation (M&M, 深層にある筋肉の塊をストレッチをかけながら緩める)

  4. Cross fiber(癒着した筋繊維の塊をほぐす)

 

この4つを練習しました。

 

 

新人クラスの朝練

解剖学を学んだ後は、筋膜、表層筋、深層筋を意識しながら、実際に肩と背中の筋肉を緩める練習をしました。

 

棘上筋、棘下筋の筋肉の緊張を緩める練習

棘下筋の筋肉の緊張を緩める練習です。指の使い方、刺激を入れるポイントなども気を付けながら施術します。

 

背中の筋肉の緊張を緩める練習をするセラピスト

背中の筋肉の緊張を緩める練習をするセラピスト。これが1番の柔捻というテクニックです。

 

リラックスして患者さんが治療を受けられるように知識の復習と手技療法のテクニックを繰り返し練習することで体の理解を深めます。

 

 

ミドルクラスの朝練

棘上筋、棘下筋の筋肉の緊張を緩める練習

M&M(筋肉の塊をストレッチをかけながら緩める)というテクニックで、棘下筋の筋肉の緊張を緩める練習。肩の痛みの治療で良く使われる手技治療です。

 

肩の僧帽筋を緩める練習

M&Mで肩甲挙筋を緩めています。肩が凝りがひどい人はここの筋肉が緊張しています。

 

スタッフの手技を受けてみると指や手首が固かったり、治療ポイントを絞りきれていなかったり、関節を動かす方向が微妙にずれてたり、幅が小さかったりと細かい改善点がたくさん見つかったのがよかったです。

 

新人とミドルクラスのスタッフの技術を比較すると、意外と施術の仕方に癖が少ない新人の方が上手くできたりすることもあるので面白いものです。

 

変な癖がつかないように定期的な技術は欠かせない、という気づきもありました。

 

背中の筋肉を緩める練習をしているセラピスト

背中の筋肉、脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)の緊張を緩める練習です。この筋肉が硬い、つまり体幹の可動性が低くなると、体を動かした時の負担が腰にかかりすくなります。

 

 

短時間の施術で、治療前・治療後の変化をハッキリ出せる治療家育成を目指しています!

 

 

朝練でプロとして時間を有効活用

J-CLINICでは、プロフェッショナルとは何かを下記のように示しています。

J-CLINICが考えるプロフェッショナル

J-CLINICが考えるプロフェッショナル

 

この中の「7.自己鍛錬の習慣化」「8. 時間の有効活用」を朝練で実践しています。

朝は午後の勉強会よりさらに集中できると感じています。

 

朝練でコアバリューを実践

J-CLINICのコアバリュー

会社におけるコアバリューとは、「会社で働く人たち全員に共通して持っていてもらいたい考え」です。そして、社員がその「共通の価値観」に基づいて日々考え、行動することを促します。従業員の「考え方」や「働き方」の基盤になるものであると一般的に言われています。

 

J-CLINCでは、11個のコアバリューがあります。朝練に取り組むことで、下記2つを実践します。

 

  1. 成長と学びを追求して忍耐力を育てよう

  2. 変化を恐れず成長し続ける

 

そして、私たちは毎日20マイル前進です!

 

J-CLINICの20マイル行進

私たちが大切にしている文化のひとつに「20マイル行進」があります。(20マイル行進の考え方の詳細については検索してみてください😊)

日照りの中前に進む人と雪の中前に進む人たち

日照りの日も、雪の日も、忙しい日も、コロナ感染拡大で大変だった時も、そして順調な時も毎日同じ距離だけ前に進む。そうすれば、長い月日がたったとき大きな成果を得ることができると信じています。

 

スタッフ1人1人が日々前進、成長することによって、ビジョンの達成を目指しています。

 

2024年のJ-CLINICリーダスタッフ

ここにいるマネージャーとリーダースタッフと一緒に、ミッションの達成を目指しています。

 

ビジョンの達成に近道なし!

 

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