こんにちは、バンコクで理学療法と鍼灸治療のクリニックを経営している佐藤です。
週末の朝の勉強会のレポートです。
3月30日にアドバンスクラスを対象に凍結肩(五十肩、四十肩)の治療について勉強しました。
凍結肩の回復期における、治療の考え方、手技療法のテクニック、患者様にやっていただきたいセルフケアについて勉強しました。
凍結肩の病期
凍結肩(五十肩、四十肩)は、40代~50代を中心に多発する肩関節の痛み、腕が上がらない、手が後ろに回せないといった運動制限を伴う症状です。
一般的には下記のような過程で進行し、発症してから完治するまでに2年くらいかかる人もいます。
炎症期: 強い痛み、夜間痛による睡眠障害
拘縮期: 高度な可動域制限
回復期: 可動域が徐々に改善
参考: NHK健康チャンネル>凍結肩(五十肩)の症状、診断、治療、注意すべきこと>凍結肩の病期
拘縮期の特徴
拘縮期の治療の目的は、痛みを伴わない範囲内で肩関節可動域が減少しないようにキープすることが大切です。
炎症期では、炎症や痛みによって肩の動きが制限されていたのに対し、拘縮期では、炎症の回復過程で肩を構成する筋肉や靭帯、関節包などの軟部組織が固くなり、組織どうしが癒着することで肩関節の動きが制限されるのが特徴です。
肩甲上腕関節の動かし方を人体模型を使って説明しています。
治療の練習
手技療法で肩の関節に動きをつける練習をしました。
肩甲上腕関節に動きをつける練習をしています。
肩甲上腕関節:肩関節は球関節という構造になっており、他の関節と比べて可動域が広く、様々な方向に動かすことができるようになっています。
拘縮期は、急激に可動域は改善しないということを患者さんに理解してもらい、疼痛が誘発される動作や姿勢を避けてもらう必要があるため、わかりやすい説明が求められます。
施術者は、回復過程で組織どうしの癒着を伴う時期であることを理解し、物理的な刺激を加えすぎないように配慮しつつ、肩関節の可動域が低下するのを最小限に抑える手技療法を行います。
そして最後の回復期は、最終可動域の痛みと可動制限が残ります。それを改善させる際にも関節の動きつけます。
凍結肩のセルフケア
拘縮期の患者様向けに自宅でできるセルフケアとして、筋トレの仕方についても勉強しました。
肩の関節に負担をかけないで、肩のインナーマッスルを筋トレする方法。インナーマッスルを鍛えることで肩関節を正しい位置にもどすのを助けます。
拘縮肩の場合、痛みが強い時は注射療法や薬物療法で痛みを軽減させた上で理学療法やトレーニングを正しく行う必要があります。
ただし、疼痛軽減を目的とした薬や注射やの乱用は注意する必要があります。
痛みがなくなることで運動がしやすくなりますが、炎症が再発し痛みがひどくなる時があるからです。
J-CLINICのスタッフは治療だけではなく、患者さんの病態に合わせた説明、セルフケア、気をつけたい動作や姿勢を分かりやすく説明できるよう練習しています!
学びに終わりなしです。
私は江戸後期の儒学者・佐藤一斉のこの名言が好きです。
朝練でプロとして時間を有効活用
J-CLINICでは、プロフェッショナルとは何かを下記のように示しています。
J-CLINICが考えるプロフェッショナル
この中の「7.自己鍛錬の習慣化」「8. 時間の有効活用」を朝練で実践しています。
朝は午後の勉強会よりさらに集中できると感じています。
朝練でコアバリューを実践
会社におけるコアバリューとは、「会社で働く人たち全員に共通して持っていてもらいたい考え」です。そして、社員がその「共通の価値観」に基づいて日々考え、行動することを促します。従業員の「考え方」や「働き方」の基盤になるものであると一般的に言われています。
J-CLINCでは、11個のコアバリューがあります。朝練に取り組むことで、下記2つを実践します。
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成長と学びを追求して忍耐力を育てよう
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変化を恐れず成長し続ける
そして、私たちは毎日20マイル前進です!
J-CLINICの20マイル行進
私たちが大切にしている文化のひとつに「20マイル行進」があります。(20マイル行進の考え方の詳細については検索してみてください😊)
日照りの日も、雪の日も、忙しい日も、コロナ感染拡大で大変だった時も、そして順調な時も毎日同じ距離だけ前に進む。そうすれば、長い月日がたったとき大きな成果を得ることができると信じています。
スタッフ1人1人が日々前進、成長することによって、ビジョンの達成を目指しています。
ここにいるマネージャーとリーダースタッフと一緒に、ミッションの達成を目指しています。
ビジョンの達成に近道なし!
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