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五十肩・四十肩の炎症期における問診と治療法を勉強する|J-CLINIC理学療法科

 

こんにちは、バンコクで理学療法と鍼灸治療のクリニックを経営している佐藤です。

 

今回のブログでは、3月2日と2月11日に行った、肩の治療に関する勉強会について紹介します。

 

アドバンスクラス 3月2日

四十肩・五十肩における炎症期の理学療法治療について

五十肩、四十肩の病期について講義をする講師

凍結肩(四十肩・五十肩)の病期とその治療法について確認しました。

 

四十肩・五十肩は、40代、50代を中心に多発する肩関節の痛みと腕が上がらない、手が後ろに回せない等の運動制限を主な症状とします。

 

肩が痛くて上がらない人の写真

凍結肩は、発症してから治るまでに2年くらいかかる人もいます。

 

 

 

五十肩・四十肩の病期

  • 炎症期: 強い痛みに、夜間痛による睡眠障害

  • 拘縮期: 高度な可動域制限

  • 回復期: 可動域が徐々に改善

参考: NHK健康チャンネル>凍結肩(五十肩)の症状、診断、治療、注意すべきこと>凍結肩の病期

 

五十肩の病期について勉強するスセラピストたち

炎症期の肩の状態によっては、理学療法と注射療法や薬物療法の併用が効果的な場合もあるので、患者様がどの病期(ステージ)にいるのかを正しく分析することが重要です。

 

五十肩・四十肩の病期と炎症期の治療

  • 炎症期: 炎症を速やかに治める

  • 拘縮期: 高度な可動域制限

  • 回復期: 可動域が徐々に改善

 

炎症期の治療は、炎症が起きている肩甲上腕関節の安静を保ちながら、炎症が起きていない肩甲胸郭関節の適度な動きを誘導する必要があります。

 

肩甲胸郭関節を上から見たイラスト

肩甲胸郭関節を上から見たイラスト。肩甲胸郭関節の動きを誘導ですることで、この関節が固まるのを防ぎます。

 

患者様にご自身の肩の状態を理解してもらい、痛みを誘発するような動作や姿勢を避けてもらう必要があります。

 

そのためセラピストは、病理と解剖の理解を深め、患者さんの病態に合わせて、自宅でできるホームケア、気をつけたい動作や姿勢も説明できるようにします。

 

ミドルクラス 2月11日

五十肩・四十肩の手技治療を練習する

 

五十肩、四十肩の手技治療を練習するミドルクラスのスタッフ

四十肩、五十肩、インピンジメント症候群など、肩のあがらない症状を改善するための手技治療を練習しました。

 

上腕肩甲関節や肩関節周辺の深層筋を治療の前に緩めておきたい筋肉の緊張を緩めるテクニックです。

 

肩甲上腕関節のイラスト

上腕肩甲関節は球関節という構造になっており、他の関節と比べて可動域が広く、様々な方向に動かすことができるようになっています。

 

肩関節の構造

肩関節は、背骨、肋骨、肩甲骨、鎖骨、上腕骨が連動して動いています。

 

上記の骨を繋ぐ周辺の筋肉の柔軟性や機能を、手技治療で改善していきます。

棘下筋の緊張を緩める練習をしているセラピスト

棘下筋を緩める練習をしています。肩甲上腕関節の動きを良くするため、この筋肉を緩めます。

 

ローテーターカフのイラスト

棘下筋など、肩甲骨の外側から上腕骨に筋肉が付着しています。

 

ポジション、手のあたり、体の使い方を確認しながら、皮膚の引っ張りや不快な緊張を起こさず筋肉を緩められるように繰り返し練習します。

 

肩甲骨に付着する複数の筋肉を手技治療で緩めています

肩甲骨に付着する複数の筋肉を手技治療で緩めています

 

脊柱起立筋を手技治療で緩めています

肩の動きに関連する背中の筋肉(脊柱起立筋)の緊張を緩める手技治療の練習もしました。

 

背中の筋肉のイラスト

背中の筋肉のイラスト

 

 

前向きに治療家としてプロフェッショナルを追求してくれるスタッフの姿勢には心から感謝してます。

 

朝練でプロとして時間を有効活用

J-CLINICでは、プロフェッショナルとは何かを下記のように示しています。

J-CLINICが考えるプロフェッショナル

J-CLINICが考えるプロフェッショナル

 

この中の「7.自己鍛錬の習慣化」「8. 時間の有効活用」を朝練で実践しています。

朝は午後の勉強会よりさらに集中できると感じています。

 

朝練でコアバリューを実践

J-CLINICのコアバリュー

会社におけるコアバリューとは、「会社で働く人たち全員に共通して持っていてもらいたい考え」です。そして、社員がその「共通の価値観」に基づいて日々考え、行動することを促します。従業員の「考え方」や「働き方」の基盤になるものであると一般的に言われています。

 

J-CLINCでは、11個のコアバリューがあります。朝練に取り組むことで、下記2つを実践します。

 

  1. 成長と学びを追求して忍耐力を育てよう

  2. 変化を恐れず成長し続ける

 

そして、私たちは毎日20マイル前進です!

 

J-CLINICの20マイル行進

私たちが大切にしている文化のひとつに「20マイル行進」があります。(20マイル行進の考え方の詳細については検索してみてください😊)

日照りの中前に進む人と雪の中前に進む人たち

日照りの日も、雪の日も、忙しい日も、コロナ感染拡大で大変だった時も、そして順調な時も毎日同じ距離だけ前に進む。そうすれば、長い月日がたったとき大きな成果を得ることができると信じています。

 

スタッフ1人1人が日々前進、成長することによって、ビジョンの達成を目指しています。

 

2024年のJ-CLINICリーダスタッフ

ここにいるマネージャーとリーダースタッフと一緒に、ミッションの達成を目指しています。

 

ビジョンの達成に近道なし!

 

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初診に関するよくある質問|J-CLINIC理学療法科

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