J-CLINIC

お電話からのご予約、お問い合わせはお近くの院まで。各院の営業時間はこちらをご覧ください。

  • トンロー院
  • プロンポン院
  • エカマイ院

凍結肩(四十肩・五十肩)の炎症期の特徴について勉強する|J-CLINIC理学療法科

こんにちは、バンコクで理学療法と鍼灸治療のクリニックを経営している佐藤です。

 

4月27日朝8時30から理学療法科のベーシッククラススタッフ向け、また5月5日はミドルクラス向けに凍結肩(四十肩・五十肩)の炎症期の特徴について勉強しました。週末恒例の朝練です🌞

 

凍結肩(四十肩・五十肩)の症状

凍結肩は腕が上がらない、手を後ろに回せないといった運動制限が主な症状です。

 

ワイシャツを着ようとしている男性、肩が痛そう

凍結肩の炎症期は服を着替える時や髪を整える時など、肩を動かす時に痛みを感じます。また、安静にしても、夜眠ることができない程、痛みが出る時もあります。

 

凍結肩は発症から回復まで3つの病期をたどります。長いと発症から完治まで2年かかる方もいます。

 

今回は勉強したのは、強い痛みを感じる「炎症期」です。

 

凍結肩の病期の説明イラスト

炎症期と拘縮期に適切な治療を続けることで、動きが改善されて「回復期」となります。各ステージで適切な治療をすれば、早ければ2〜3か月で改善することもあります。

 

参考: NHK健康チャンネル>凍結肩(五十肩)の症状、診断、治療、注意すべきこと>凍結肩の病期
参考: 公益社団法人・日本整形外科学会>トップ>一般の方へ>症状・病気をしらべる>五十肩(肩関節周囲炎)

 

凍結肩の炎症期について勉強する

  • ベーシッククラス

凍結肩の炎症期の特徴について、テキストを使って確認しました。

勉強する講師とベーシッククラスのスタッフたち

この時期の治療の目的は、炎症を速やかに治めることが何よりも大事になります。

 

患者さんにご自身の病態を理解してもらい、痛みが誘発される動作や姿勢を避けてもらう必要があるため、わかりやすい説明が求められます。

 

勉強する講師とベーシッククラスのスタッフたち

炎症期の特徴について勉強する、講師のリーダースタッフとベーシッククラスのスタッフ。

 

 

炎症期はこの肩甲上腕関節に炎症がおきます。

肩甲上腕関節のイラスト

炎症期は炎症を抑える治療をして、安静に過ごすのが良いでしょう。当院では電気治療で炎症を抑えます。また、手技治療で体のバランスと整えて、炎症部位に負担がかからないようにします。

 

炎症期が過ぎたころには、関節周辺の組織が癒着して、動きが悪くなることを予防するため、自宅でできる運動療法をお伝えします。

 

ダンベルを持つセラピストとマッサージボールを背中に押し当てているセラピスト

炎症が起きていない関節(肩甲胸郭関節)を動かすトレーニングと、マッサージボールを使った周辺の筋肉の緊張を緩めるためのセルフケアをやってみました。

 

肩甲胸郭関節を上から見たイラスト

痛みが強い時は、炎症が起きていないこの肩甲胸郭関節の運動療法を指導します。

 

炎症期は理学療法と消炎鎮痛剤の内服、注射などの併用が有効な場合もあります。

 

したがって、適切な治療を行うために、患者さんがどのステージ(病期)にいるのかの正しく見極めることが重要です!そのための勉強をしました。

 

肩関節周辺の軟部組織に動きをつける

  • ミドルクラス

炎症の状態が長引くと、肩関節周辺の軟部組織が線維化します。それによって、肩の可動域が制限されてしまい、痛みだけでなく、肩が思うように動かせなくなる場合があります。

肩関節周辺の軟部組織、筋肉、靭帯などのイラスト

肩関節周辺の軟部組織。筋肉、靭帯などのイラスト。

 

セラバンドを持って説明する構成

「繊維化する前の筋肉は柔軟性が保たれている」ということをセラバンドを使って説明しています。(セラバンドは良く伸びます)

 

ゴムチューブをもって説明する講師

「繊維化した筋肉は柔軟性がなくなる」ということを、ゴムチューブを使って説明しています。

 

肩関節に運動制限が起きないように、手技治療で動きをつけます。

肩関節をマッサージするセラピスト

肩甲上腕関節の動きをつける手技の練習

 

 

あまった時間で手技練習

  • ベーシッククラス

凍結肩については座学だったので、手を動かすため手技練習もしました。3月の課題の1つだった腸腰筋の手技練習の復習です。

講師がスタッフの治療技術をチェックしている

講師がスタッフの技術をチェック&指導しました。

 

腸腰筋とは?

腰痛を訴える方の多くが、この腸腰筋が硬くなっています。

人体模型の腸腰筋の写真

人体模型で見るとこの部分が腸腰筋です。骨盤周辺にある深層筋です。

 

腸腰筋が硬くなると、下記のようなトラブルを発症します。

  • 腰痛になりやすくなる

  • 太ももエリアに痺れを感じる

  • 姿勢が悪くなる

  • つまずきやすくなる

  • 運動のパフォーマンスが低下する

 

反り腰の人は、腸腰筋が硬くなりやすいです。また、デスクワークで座り姿勢が長い人は腸腰筋が硬い方が多いです。

腸腰筋を緩める練習をするスタッフたち

よく使う治療テクニックなので、効果的に治療できているか頻繁にチェックします。

 

J-CLINICはミッションの1つである「結果の出る治療」を実践するために、毎週末の朝1時間、朝練習&勉強をしています!

 

 

朝練でプロとして時間を有効活用

J-CLINICでは、プロフェッショナルとは何かを下記のように示しています。

J-CLINICが考えるプロフェッショナル

J-CLINICが考えるプロフェッショナル

 

この中の「7.自己鍛錬の習慣化」「8. 時間の有効活用」を朝練で実践しています。

朝は午後の勉強会よりさらに集中できると感じています。

 

朝練でコアバリューを実践

J-CLINICのコアバリュー

会社におけるコアバリューとは、「会社で働く人たち全員に共通して持っていてもらいたい考え」です。そして、社員がその「共通の価値観」に基づいて日々考え、行動することを促します。従業員の「考え方」や「働き方」の基盤になるものであると一般的に言われています。

 

J-CLINCでは、11個のコアバリューがあります。朝練に取り組むことで、下記2つを実践します。

 

  1. 成長と学びを追求して忍耐力を育てよう

  2. 変化を恐れず成長し続ける

 

そして、私たちは毎日20マイル前進です!

 

J-CLINICの20マイル行進

私たちが大切にしている文化のひとつに「20マイル行進」があります。(20マイル行進の考え方の詳細については検索してみてください😊)

日照りの中前に進む人と雪の中前に進む人たち

日照りの日も、雪の日も、忙しい日も、コロナ感染拡大で大変だった時も、そして順調な時も毎日同じ距離だけ前に進む。そうすれば、長い月日がたったとき大きな成果を得ることができると信じています。

 

スタッフ1人1人が日々前進、成長することによって、ビジョンの達成を目指しています。

 

2024年のJ-CLINICリーダスタッフ

ここにいるマネージャーとリーダースタッフと一緒に、ミッションの達成を目指しています。

 

ビジョンの達成に近道なし!

 

J-CLINCで受診をご検討の方はこちらをご覧ください。五十肩、インピンジメント症候群でお悩みの方は、J-CLINIC理学療法科にお問い合わせください。

初診に関するよくある質問|J-CLINIC理学療法科

初診に関するよくある質問|J-CLINIC鍼灸漢方科

 

J-CLINICの勉強会とイベント2024

 

J-CLINICの勉強会とイベント2023

 

 

J-CLINICの勉強会動画

▲ 月例勉強会ビデオ(5分版)

 

▲ 月例勉強会ビデオ(10分版)

 

J-CLINICのボランティア活動・ワークショップ動画

Community Service 2023 | J-CLINIC

 

Core Values Workshop 2023 | J-CLINIC

 

Omotenashi Service Training 2023 | J-CLINIC Bangkok