こんにちは、バンコクで理学療法と鍼灸治療のクリニックを経営している佐藤です。
4月20日(土)朝8時30から、理学療法科のアドバンスチーム向けに凍結肩(四十肩・五十肩)の「回復期」の治療について勉強会を開催しました。朝練です。
凍結肩とは?
いわるゆ、四十肩・五十肩です。40~50代に多発します。
腕が上がらない、手を後ろに回せないといった運動制限が主な症状です。
凍結肩は発症から回復まで3つの病期をたどります。長いと発症から完治まで2年かかる方もいます。
炎症期と拘縮期に適切な治療を続けることで、動きが改善されて「回復期」となります。各ステージで適切な治療をすれば、早ければ2〜3か月で改善することもあります。
参考: NHK健康チャンネル>凍結肩(五十肩)の症状、診断、治療、注意すべきこと>凍結肩の病期
先月は炎症期と拘縮期について勉強しました。今回は最後のステージ「回復期」についてです。
過去ブログ
回復期の特徴と見極め
回復期は最終可動域での痛みは残るものの、それ以外での痛みはほとんどなくなります。
このステージにおける治療の目的は、肩甲上腕関節の可動域を拡大させることです。
伸びなくなった組織を伸長させることや癒着して滑らなくなった組織の滑りを良くしていきます。
肩関節は球関節という構造になっており、他の関節と比べて可動域が広く、様々な方向に動かすことができるようになっています。しかし、凍結肩になると思い通りに動かすことができなくなります。
治療の練習
拘縮期と回復期の見極め方、つぎに回復期の手技治療について勉強しました。
回復期に入ったかを判断する基準について確認しました。
肩甲上腕関節に動きをつける手技治療を練習しています。
回復期は、関節が動かしやすくなっていく時期ではありますが、完全によくなるまで動きをつける必要があります。
回復期のセルフケア
回復期の患者様向けに自宅でできるセルフケアとして、ストレッチとトレーニングの仕方について確認しました。
これは、肩関節を前方に拳上させて三角筋を鍛えるトレーニングをしています。
肩の表層筋 三角筋。三角筋を鍛えると、腕が上がりやすくなります。
J-CLINICのスタッフは治療だけではなく、患者さんの病態に合わせた説明、セルフケア、気をつけたい動作や姿勢を分かりやすく説明できるよう練習しています。
学びに終わりなしです。
私は江戸後期の儒学者・佐藤一斉のこの名言が好きです。
朝練でプロとして時間を有効活用
J-CLINICでは、プロフェッショナルとは何かを下記のように示しています。
J-CLINICが考えるプロフェッショナル
この中の「7.自己鍛錬の習慣化」「8. 時間の有効活用」を朝練で実践しています。
朝は午後の勉強会よりさらに集中できると感じています。
朝練でコアバリューを実践
会社におけるコアバリューとは、「会社で働く人たち全員に共通して持っていてもらいたい考え」です。そして、社員がその「共通の価値観」に基づいて日々考え、行動することを促します。従業員の「考え方」や「働き方」の基盤になるものであると一般的に言われています。
J-CLINCでは、11個のコアバリューがあります。朝練に取り組むことで、下記2つを実践します。
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成長と学びを追求して忍耐力を育てよう
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変化を恐れず成長し続ける
そして、私たちは毎日20マイル前進です!
J-CLINICの20マイル行進
私たちが大切にしている文化のひとつに「20マイル行進」があります。(20マイル行進の考え方の詳細については検索してみてください😊)
日照りの日も、雪の日も、忙しい日も、コロナ感染拡大で大変だった時も、そして順調な時も毎日同じ距離だけ前に進む。そうすれば、長い月日がたったとき大きな成果を得ることができると信じています。
スタッフ1人1人が日々前進、成長することによって、ビジョンの達成を目指しています。
ここにいるマネージャーとリーダースタッフと一緒に、ミッションの達成を目指しています。
ビジョンの達成に近道なし!
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