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膝関節の治療における検査方法を勉強する|J-CLINIC理学療法科

こんにちは、バンコクで理学療法と鍼灸治療のクリニックを経営している佐藤です。

 

膝治療に関する朝勉強会の3回分のレポートをこちらのブログに書きました。当院では毎週末、レベルごとにクラス分けをし、テーマを決めて朝8:30から9:30まで勉強会をしています。通称「朝練」です🌞

 

1.膝治療の検査法

6月15日は理学療法科のアドバンスクラスのセラピストが膝関節の治療における検査方法について2つ勉強しました。

 

  1. 非荷重での股関節、膝関節、足関節、足の形態評価・可動特性

  2. 膝の立位アライメント評価

 

※立位:立った状態で、骨、関節の位置を評価します。

 

膝の治療は、膝にフォーカスしたミクロな視点だけでなく、股関節と足関節との関係性さらに重心の位置、体幹の状態、歩行などのマクロな視点で検査が必要です。

 

そのため、検査項目は多岐にわたります。

 

 

仰向けの状態で膝を検査する

講師が患者様役のスタッフの膝を伸ばして、受講者のスタッフに話をしている

膝関節が完全に伸展するか確認してます

 

股関節、膝関節、足関節のイラスト

膝関節は、股関節と足関節の間の関節なので、相互に影響を与え合います。

 

 

足関節、骨盤、膝関節の模型

それぞれの関節の模型。股関節の状態は膝関節に多くの影響を与えます。

 

セラピストが患者役のスタッフの膝を持ち上げながら、股関節の動きを確認している

股関節の運動制限がないかを検査する練習をしています。

 

セラピストが患者役のスタッフの膝を触って検査をしている

大腿脛骨関節のゆるさがないか確認してます。

 

下記項目を検査して、痛みの原因を探ります。

 

 

膝の立位アライアメント評価をする

大腿骨、膝関節、足関節を結んだ長軸を目視で検査します。X線検査画像を用いた検査法もありますが、今回は目視で検査する方法を勉強しました。

患者様役のスタッフの脚を後ろから撮影するスタッフ

膝と足関節を目視で検査してます。

 

下記チェック項目を検査しました

 

体全体を支える土台である足部アライメントが崩れると、足首、膝、さらには背中や首まで連なる全体のバランスに影響を及ぼすといわれています。例えば歩行や走行時の筋肉や関節の痛みの原因となる場合があります。(参考:ZAMST ザムスト>TOP>ジャーナル(インソール)>足部アライメントと膝の痛みの関係

 

タブレットで撮影した写真を見るセラピストたち

撮った写真を分析して、理解を深めます。

 

2.膝治療の触診を勉強する

6月22日、理学療法科ミドルクラスのセラピストたちが触診の勉強しました。

4人のセラピストが自分の膝を触診している

正常な膝関節はそれぞれの骨がどのような位置にあり、骨、膝周囲の軟部組織が動きに伴いどのような動きをするのかを自分の膝を使って確認しました。

 

 

  1.  膝の屈伸時における骨(大腿骨、脛骨、膝蓋骨)の動きの確認

  2. 膝の屈伸における骨以外の組織(筋肉、腱、靭帯、脂肪体、半月板)の動きの確認

  3. 膝関節周囲における痛みの好発部位の確認および触診の練習

 

 

下半身の骨と関節のイラスト

下肢の骨のイラスト

 

痛みは正常な位置、正常な軌道からのズレに伴い発生する組織間の摩擦によって引き起こされることが多いです。

 

解剖イラストのアプリと照らし合わせながら、自分の膝を触診しながら、触れられた時の感覚がどんな感じかを知ります。

 

構造上ズレの生じやすいところを知識で理解していても、触診できないとどこの組織に痛みがでているのか鑑別できないので、この検査の練習はとても大切です。

 

 

3.膝治療における歩行分析

6月30日理学療法科アドバンスクラスのセラピストたちが触診の勉強しました。

講師と受講するアドバンスクラスのセラピストたち

正しい歩行の定義づけと客観的な評価について確認しています。

 

膝が痛いを訴える方の多くは、歩行に問題があることが多いです。逆に、膝が痛いから歩行に問題が出てくるという可能性もあります。

 

そのため当院では膝が痛い患者様には歩行が正しくできているか検査します。

正しい姿勢で歩行する男性のイラスト

歩行検査では、患者様が足のどこで着地し、どこで蹴り出しているのか、どの関節の可動域が保たれていないとそれが不可能なのかなど、一つ一つポイントをチェックします。

 

効率の良い正しい歩行とは、なるべく力を使わずに、関節に負担をかけずに前に進むことができる歩行です。

 

正しい歩行を練習しているセラピスト達

患者様の歩行を検査するため、またアドバイスするためにセラピスト自身が正しい歩行の練習。物理学的、機能解剖学的に正しい歩行をできるようにします。

 

効果的な治療をするためには、検査によって痛みの原因を特定することが重要です!

 

私たちは20マイル行進です\(^o^)/

 

J-CLINICの20マイル行進

私たちが大切にしている文化のひとつに「20マイル行進」があります。(20マイル行進の考え方の詳細については検索してみてください😊)

日照りの中前に進む人と雪の中前に進む人たち

日照りの日も、雪の日も、忙しい日も、コロナ感染拡大で大変だった時も、そして順調な時も毎日同じ距離だけ前に進む。そうすれば、長い月日がたったとき大きな成果を得ることができると信じています。

 

スタッフ1人1人が日々前進、成長することによって、ビジョンの達成を目指しています。

 

2024年のJ-CLINICリーダスタッフ

ここにいるマネージャーとリーダースタッフと一緒に、ミッションの達成を目指しています。

 

 

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