こんにちは、バンコクで理学療法と鍼灸治療のクリニックを経営している佐藤です。
診察の際に患者様が医師やセラピストに症状や悩みをうまく伝えられず的外れな治療をされたり、必要以上の薬を多く出されて多額の請求をされた…というのは海外で良く聞く話しです。
当院では、医療知識をもったスタッフが診察の前に症状や保険のことなど患者様のお話を聞いて、医師やセラピストに申し送りし、次回のご予約までサポートする体制を作ることができたら理想だな…と考えています。
そこで今回は、もっと患者様と信頼のコミュニケーションができるようチームビルディングのワークショップを開催しました。
今回は肩の痛み「石灰沈着性腱板炎(石灰性腱炎)」を患っている患者様が来院したことを想定して受付、診察、検査、治療、次回予約までの一連の流れをロープレをしながら確認しました。
石灰沈着性腱板炎は40~50歳代の女性に多くみられ、肩腱板内に沈着したリン酸カルシウム結晶によって急性の炎症が生じる事によって起こる肩の疼痛・運動制限です。
症状としては、夜間に突然生じる激烈な肩関節の疼痛で始まる事が多いです。痛みで睡眠が妨げられ、関節を動かすことが出来なくなります。(引用:日本整形外科学会サイト>トップ>一般の方へ>症状・病気をしらべる>石灰沈着性腱板炎)
受付から次回予約までの一連の流れをロープレをしながら確認しました。
患者様の症状に合わせた画像診断を提案します。
上記の画像診断に加え、セラピストによる徒手検査(理学検査)も行います。
徒手検査で滑走障害、伸収縮の異常、特定の肢位・角度での痛み・可動域制限の有無がわかり、画像診断(静止画像)だけでは判明できない痛みの原因がわかることもあります。
症状にあった効果的な治療をするためには、十分な検査が重要です。
さて、今回はX線検査を行った後の流れをロープレでやってみました。
J-CLINICエカマイ院は年内にX線検査装置の導入を予定しており、そのオペレーションの確認も兼ねてのワークショップです。
自分たちの専門性に磨きをかけて、患者様の痛みに対して結果の出る治療を提供していきたいです。
私たちが大切にしている文化のひとつに「20マイル行進」があります。(20マイル行進の考え方の詳細については検索してみてください😊)
▲ 月例勉強会ビデオ(5分版)
▲ 月例勉強会ビデオ(10分版)
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Core Values Workshop 2023 | J-CLINIC
Omotenashi Service Training 2023 | J-CLINIC Bangkok