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腰椎椎間板ヘルニアの治療の勉強とポケトークを使った治療説明を練習する|J-CLINIC

こんにちは、バンコクで理学療法と鍼灸治療のクリニックを経営している佐藤です。

 

9月16日、月例勉強会を開催しました。

 

メインテーマは、「AI音声通訳機を使って患者様に治療説明をする練習」と「腰椎椎間板ヘルニアの治療」です。

 

1. ポケトーク勉強会

 

1-1. ポケトークを使って胸郭出口症候群の治療説明をする

当院には日本人の患者様だけではなく、中国、韓国、アラブ、英語圏の方など世界各国・地域の方々治療に来てくださるので、AI音声通訳機「ポケトーク」を活用してます。

 

この通訳機を使いこなす練習をしました。3回目のポケトーク勉強会です。

 

今回は胸郭出口症候群を患っている日本人の患者様に対して、どこの神経が圧迫されているかなど治療の説明をポケトークを使って練習しました。

ポケトークの画面を見せているセラピストをタブレットで解剖学の画像を見ているセラピスト2人

胸郭出口症候群の方は鎖骨下動脈または腕神経叢が圧迫されている、締め付けられていることが多いです。ポケトークと解剖学のアプリを使って説明する練習をしました。

 

胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)とは、 腕を挙げる動作で上肢のしびれ、肩・腕・肩甲骨周囲の痛みです。

 

食器のボウルを持ち上げた時に、肩を痛がる女性

また、前腕尺側と手の小指側に沿ってうずくような、時には刺すような痛みと、しびれ感、ビリビリ感などの感覚障害に加え、手の握力低下と細かい動作がしにくいなどの運動麻痺の症状があります。

 

5人くらいずつのチームに分かれたセラピストたちがタブレットとポケトークをもっている

解剖のイラストで神経を確認しながら、ポケトークを使って説明の練習をしているセラピストたち。

 

ポケトークをもって音声を入力しているセラピストとそれをみているセラピスト

音声入力練習。ポケトークはとても優秀なAI音声通訳機ではありますが、スムーズに会話を交わすためには、わかりやすく言葉を入力するなどいくつかのコツがあります。

 

詳しい治療の知識をもって、さらにポケトークを使って患者様の母国語で説明してあげることで、患者様が自分の症状に対する理解も深まります。

 

 

1-2. ポケトークを使って生理痛の患者様の問診をする

ポケトークを手にもっているセラピストと紙のセラピストを読んでいるセラピスト。ふたりは向かい合っている

生理痛の日本人の患者様に対してポケトークを使って体の状態、体質タイプ、治療説明、セルフケアについてアドバイスする練習をしています。

 

J-CLINIC鍼灸漢方科では冷えからくる生理痛など、生理痛治療もやっています。

過去Blog

 

 

1-3. ポケトークを使って医師の問診を通訳する

医師の診察でカスタマーサポートのスタッフがポケトークを使って通訳する練習です。

ポケトークに音声を入力しているスタッフと紙のスクリプトを読んでいるスタッフ

日本語話者のスタッフたちですが、医療的な治療説明をする時などポケトークを使うとより、細かい説明ができるので、活用しています。

 

当社のような規模のクリニックですと各言語の通訳者を雇用するのは難しく、また治療スタッフが複数の言語しかも医療用語を完璧に習得するのは無理なので、私たちはこのAI音声通訳機に可能性を感じ、積極的に活用しています!

 

ちなみに、この動画は私たちがポケトークについて取材を受けた時の動画です。

 

ポケトークに関する詳細(特徴、購入場所など)はこちらのワイズさんの記事でご覧ください。

 

2. 腰椎椎間板ヘルニアの治療法を勉強する

検査(姿勢分析)、動きのチェック、手技療法、電気療法を確認しました。

背骨の模型をもっているセラピストと話をしているセラピストの2人が立っている

勉強会の流れについて説明をする理学療法士のFON先生とPAN先生。

 

(1)モアレ画像で姿勢を検査

セラピストたちが、グループになって、タブレットの画面を見ながら話をしている

腰椎椎間板ヘルニアの患者様のモアレ画像を見て、姿勢の特徴を分析しています。

 

(2)動きのチェック

患者役のスタッフがうつ伏せになっている。その片足を左手で抑えて持ち上げている、右手で患者役のスタッフの腰を抑えている

各関節の可動域の徒手的チェックと体幹の動きをつけるストレッチを練習ています。

 

(3)手技治療

患者役のスタッフがうつぶせで寝ている、それを施術する2名のセラピストとそれを見ているセラピスト1名

脊柱起立筋の柔軟性をつけるマッサージを練習しています。

 

姿勢を支える筋肉である脊柱起立筋の柔軟性をつけることで、腰にかかる負担を軽減します。

 

姿勢を維持する筋肉のイラスト。腹横筋と脊柱起立筋にハイライトがされている

姿勢を維持する筋肉

 

(4)トレーニング

腰椎椎間板ヘルニアを改善するためには、姿勢維持筋のトレーニングが効果的です。椎間板への負担を軽減します。

お腹を出して寝ている男性、男性のお腹にエコー検査のプローブをあてているセラピスト、タブレットを聴講者に見せているセラピスト2人、それを見ているセラピスト1人

姿勢を支えるお腹のインナーマッスル腹横筋の状態を見てみました。

 

腰椎椎間板ヘルニアの方は、姿勢維持筋が弱いという事例もあります。

 

膝と膝の間にボールを仰向けになって上半身を持ち上げている男性、その男性の膝を抑えているセラピスト、それを見ているセラピストふたり

腹横筋に力を入れた状態でエコーで筋肉の状態を見てみました。深く、深~く息を吐きながら腹筋することで腹横筋を鍛えることができます。

 

トレーニングのやり方を間違えると表層の腹直筋にしか力が入らず、インナーマッスルの腹横筋に刺激が入りません。正しいトレーニング方法をエコーを使って、みんなで確認することができました!

 

4. カスタマーサポート&レセプションスタッフの勉強会

より良いサービスを提供するために、勉強会やミーティングをしました。

 

今回は患者様対応、おもてなしサービスの練習です。

はなしをしているスタッフ、紙をもってそれを聞いているスタッフが2人

患者様の予約希望時間がすでに他の患者様の予約で埋まっている時の対応、また患者様の希望のセラピストが不在の時の対応をロープレで練習しています。

 

スタッフ3人が話しをしている、それを1人のスタッフがみてきいている

新人スタッフが挨拶や患者様の案内などをロープレで実践。それを先輩スタッフたちが評価し、改善点をフィードバックします。

 

それぞれのチームが短時間の勉強会で成果を上げられるよう、事前に十分な準備をして、集中して課題に取り組みました!

 

私たちは20マイル行進です\(^o^)/

 

 

J-CLINICの20マイル行進

私たちが大切にしている文化のひとつに「20マイル行進」があります。(20マイル行進の考え方の詳細については検索してみてください😊)

日照りの中前に進む人と雪の中前に進む人たち

日照りの日も、雪の日も、忙しい日も、コロナ感染拡大で大変だった時も、そして順調な時も毎日同じ距離だけ前に進む。そうすれば、長い月日がたったとき大きな成果を得ることができると信じています。

 

スタッフ1人1人が日々前進、成長することによって、ビジョンの達成を目指しています。

 

J-CLINICのリーダーの写真

ここにいるマネージャーとリーダースタッフと一緒に、ミッションの達成を目指しています。

 

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